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先日、プリント基板の金メッキの材料として金箔を購入した。
通販できそうな店舗を検索してみると、このへんがヒットする。

金箔には種類がある。

形状としては、縁付(えんづき)、断切(たちきり)の箔製品のほか、箔製造の中間製品である上澄(うわずみ)、箔を方形に裁断した余剰である切廻し(きりまわし)、それを粉砕した消粉(けしふん)など。手間を考えれば当然に、中間製品や余剰材が安くなると思われる。金メッキの材料では、溶解の易さのために細かければいいので、切廻しあたりを考える。

材質としては、以下のものがある。
価格は切廻しの購入時の単価(時価)。

  • 純金(24K) Au99.99 ¥商品設定なし/g
  • 五毛色 Au98.91 Ag0.49 Cu0.59 ¥4200/g
  • 一号色 Au97.67 Ag1.35 Cu0.97 ¥4100/g
  • 二号色 Au96.72 Ag2.60 Cu0.67 ¥4000/g
  • 三号色 Au95.75 Ag3.53 Cu0.67 ¥3900/g
  • 四号色 Au94.43 Ag4.90 Cu0.66 ¥3800/g
  • 三歩色(18K) Au75.53 Ag24.46 ¥3700/g

金含有単価を考えると四号色あたりが安そうだが、まずは基本からということで純金を、さらに実際のメッキ品の色合いから三歩色も併せて入手することにした。銅が含まれないので、余ったら食べられるし。

届いた中身。上澄1枚と切廻し2g。
上澄みは、両面を和紙様の薄い紙に挟まれ、さらに厚紙に挟まれ、それを紙で包装し、ビニール袋に入れてある。

純金の切廻しは商品として無いので、上澄( ¥3675/枚)と三歩色の切廻しを金箔屋本舗で購入。上澄を計測してみると、公称どおりの約2μm厚。カサカサと微かな金属箔の音がする箔を、竹串を使って8つ折にして、マイクロメータで計測した。200mm角なので比重を19.32とすれば1.55gのはずだが、重さは0.77gであった。逆算すると1μmとなるが凸凹があるんだろうか。切廻しのほうは公称約0.1μm。きわめて薄く、金属箔音もしないし、触れたら指に貼り付いてしまうし、高級なおぼろ昆布様で、計測はとても無理だった。

重量から換算すると、上澄は¥4773/g、切廻しは¥4899/gとなる。購入時の地金相場は¥2800/g程度で、手数料を含めると¥3100/gを超えた程度。ただしこの価格は、ここ1年のぶれ¥500/g程度の天井に近いので、加工賃としては¥2000/g~¥2500/gといったところか。

ついでに金インゴット(金地金)の購入できそうなお店。

最低購入量は5gバー。500g未満ではバーチャージ、プレミアム料などという手数料がかかる。日々相場は変動するが、価格は各社で微妙に異なる。

田中貴金属は主要都市で実店舗(提携含む)での購入が可能だが、バーチャージは高め。三菱と住友はバーチャージは同額。住友は申し込みはフリーダイヤルで送料も無料。日本マテリアルは、支店に出向けないと送料がかかるが、価格も手数料も安い。

参考

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