since 2007.8 by K-ichi

頂き物のバラの花束。飾って眺めてポイ、ではもったいない。

純白は一昨年初、それ以外は昨年6月のもの。挿してからわずか3ヶ月ほどで咲いた株もある。いずれも挿した翌初夏には咲いた。写真は今年2度目の花。

挿し木は次のようにした。

花を楽しみ終わったら、花の首直下で切りとる。萼以外の緑の部分はすべて温存する。多少痛んだ葉でも、生気があれば残す。冬に入手した場合は、寒い時期に挿しても発根しないので、穂木を作り水挿しで春までおく。
水挿しはこのサイトが易しい。
http://homepage2.nifty.com/Ks_Garden/GardenEpisode/Episode1.htm

穂木に仕立てる。花瓶の汚い水に浸かっていた部分は、ぬめりが取れるまでしっかり洗う。茎が長い場合は、10cm程度を目安に切り分ける。ただし必ず2節以上にする。芽は節から、根は切り口や節から出るので、少なくとも1節は挿し床に埋めるため。
新品のカッターで、挿すほうの端を鋭角に斜めに切り落とし、先端を反対から少し切り落とす。切り口の組織がなるべく壊れないように、スパッと一気に行う。新品の刃の油分は特に処置しなかった。

挿し床は、鹿沼もしくは赤玉の、細粒~小粒。鉛筆で挿し穴を開け、挿し込み、密着するよう軽く転圧。 鉢底から濁った水が出なくなるまでたっぷり水をやる。乾燥は厳禁だが過湿も発根が遅れるので、腰水はしない。おだやかな明るい日陰に置き、1~3ヶ月待つ。失敗した挿し穂は1~2週間で枯れる。発根すると芽も動き出す。

発根したら鉢上げ。用土は、赤玉+腐葉土。5:5~7:3ぐらいで適当に作り、5号鉢に植える。ひと月ほどは直射日光と肥料は避ける。

その後、放置すると、もれなくうどん粉病と黒星病に罹患する。¥1000程度で、殺菌殺虫スプレーが販売されているので、春~秋には2回/月程度かける。肥料は、化成肥料5粒ほどを2ヶ月に1度。まったくやらないとまったく勢いがつかないが、この程度でもやるとだいぶ違う。あとは、たっぷりの水とたっぷりの日光。

真偽は定かではないが、カタバミを根元に生やしておくと、根頭癌腫病になりにくくなる、という情報がある。とりあえず、効果はなくとも表土のマルチング代わりにはなるので、生えたものは抜かないでおいてある。
また、鉢上げ時に腐葉土でマルチングしておくと、雑草が生えたときに抜きやすい。

参考

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