since 2007.8 by K-ichi

天竜スーパー林道(スーパー林道天竜線)は、1000m級の山々の尾根伝いに、浜松市天竜区を縦断している。
R152から雲名(うんな)橋を渡ると、東雲名から林道天竜線が始まる。秋葉山上社(800m)、天竜の森(竜頭山登山口:1250m)などを経由して山住神社(1070m)を目指す。その先は林道野鳥の森線となり、カモシカと森の体験館(1100m)、野鳥の森(麻布山登山口:1260m)などを経由し、水窪ダム(510m)へ至る。
この2つの林道をまとめてスーパー林道天竜線と呼ぶ。

険しい山を切り開いた林道であるので、土砂崩れや落石は日常茶飯事。特に野鳥の森線は地質が脆いようで、頻繁に大規模なものが起きている模様。

2005年6月26日
写真右手が山住神社方向。こちらから来ると急な左カーブで、アウト側の谷筋が頂付近から崩れており、舗装部分が完全に埋まっている。イン側の谷(?)が埋まっているので、ダート上の通行は可能だった。
'04の集中豪雨で崩れた、ようなことが書いてあった気がする。
崩れているその上を、麻布山登山道が通る。

2007年9月17日
最近の様子。
土砂は寄せて、舗装部分も通れるようになったが、小規模崩落は続いている模様。
水窪ダムに注ぐミテラ沢上流の、三つの谷筋に分かれた一番右手になる。

そしてこのすぐ先で、路肩が決壊していた。
道路は野鳥の森(麻布山登山口:1260m)で通行止めになっている。

間知(けんち)ブロック積みの擁壁が大きく剥がれ、谷底へダイブ。ガードレールは真下に引き伸ばされている。車両の通行はやや危険を伴いそう。

でも、通行止めの原因はこれではなかった。

道路は手前から向こうへ渡り急な左カーブ、ミテラ沢の源流は右上から左下へ流れる。実際には、太い地下パイプを通っていた。道路とその周辺は完全に崩落し、徒歩で渡ることすらできない。
公式発表によれば、2007年7月14~15日の台風4号によるものとのこと。場所は源流が3つに分かれた真ん中になる。
際では、フジアザミが着々と咲く準備を進めている。

帰りは濃霧。 天竜の森南駐車場付近。
生き物のように霧が動く。晴れたと思ったその1分後には視界20m、なんてことも珍しくない。この100m先で、霧の道路でくつろいでいた鹿の群れに突っ込みそうになった。

ググってみた道路状況の歴史

0 件のコメント:

コメントを投稿

.

関連記事


この記事へのリンク by 関連記事、被リンク記事をリストアップする」記事

ブログ アーカイブ