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カジコジキのその後。 カジコジキは、カジイチゴを母にコジキイチゴを父にした雑種。コジキカジは、逆にコジキイチゴを母にした雑種。和名は無い模様。

鹿沼に播いたものは、「プランターの土」用土へ移植した。発芽2ヶ月ほどの小苗での移植、という負荷をかけているため、本来ならもう少し育っていてもいいはず。
カジコジキは、カジイチゴの影響からか発芽が早く、また種子サイズが大きい分苗も大きい。発芽率はほぼ100%。コジキカジは、クサイチゴ並みに小さい種子のため、苗も小さい。発芽時期もやや遅い。直射日光の影響などを見るとややひ弱。発芽率はおおむね80%。ただし越年後の発芽の可能性を考えれば、9割は行くのではないかと想像。実際、カジイチゴ以外の多くのキイチゴは、越年して春に芽生えるものが多い。

コジキカジ。

単葉3裂、3出複葉、3出羽状複葉、頂葉が複葉になりかけたもの、などさまざま見られる。重鋸歯。棘あり。毛深さは株によって様々。

下部中央のような、羽状複葉で真っ赤な毛がみっしり生えた、まったくコジキイチゴらしい姿のものもある。交配時に完全な密封はしていないので、混ざってない株の可能性もある。

カジコジキ。

出だしは大苗で順調だったが、移植後はコジキカジに置いていかれた感じ。
徐々に生長し、それにつれて裂が深くなっていき、複葉化していく様子がわかる。コジキカジとよく似てはいるが、生長度合いが違うため、単純には比較できない。

こちらでは毛深い羽状複葉の株は見られない。例の株は、やはり純粋なコジキイチゴかもしれない。

 

8月に挿したマタタビの葉のその後。

ここのところ富士山が良く見えるほど冷え込む日が多くなり、粘っていた葉たちもだいぶ枯れてきた。鉢植えはとうに葉を落としているが、葉挿ししたものはなかなか枯れない。地上部に木質部がないために、さっさと葉を落として冬芽で寒さをやり過ごす、ということができないためだろうか。

軽く触れてみると、しっかり固定されている。発根はしているようだ。

これは同時期に別の鉢で挿したもの。

葉柄の基部が盛大にカルス化して、そこから発根している。端部だけでなく、葉柄の埋もれていた部分のあちこちで、カルスのできかかりのようなブツブツも見られる。枝葉への分化の様子はない。

加温など特別な手段はとらずに、このまま野天で継続する。
春まで持って、芽を作るようなことができるだろうか。

 

生り残りがまだ少し残っていたので、先週に引き続き、イチジクジャムに再挑戦。

分量比は微調整し、表皮を剥いた果実分は正味で300g、上白糖100g、レモン汁50gとした。今回は初めからすべてを鍋に入れて、30分弱火で加熱。
結果、前回より赤味が鮮やかで、ワインレッドに近い色に仕上がった。甘さ酸っぱさは共にしっかりして、イチジク風味のイチゴジャム、といった感じ。売り物にしてもいけそうだ。

生り残りの中には青い未熟果もあった。凍ってしまえば腐るだけだろうということで収穫し、試しにジャムに少し混ぜてみた。が、これはいただけない。皮の部分はスポンジのまま、種の部分はボソボソのまま。火を通したにもかかわらず、生にジャムをかけて齧ってるよう。

それでもただ捨てるのでは癪なので、残りはコンポート風に煮込んでみることにした。表皮が非常に剥きにくいので、皮付きのまま半分に割ったものを使う。ジャムと同じ分量比率に、果実と等量の水を加えてひたひたに。弱火で1時間近く炊いてみたが、表皮が口に障る。香りはあまり良くない。黄緑だった実の色は、黄土色に近いウグイス色。幾分柔らかくなり、冷ませばシロップ分も染み、甘さで食べられないこともないが「収穫してきて炊いて食べよう」という気は起きない出来。

さらに悪あがきをして、10分ほどオーブンで水分を飛ばしてみた。
味が多少濃くなり、良くない香りや皮の硬さが多少は緩和された風に感じた。何らかの方法で干物にしてしまえば、ドライフルーツとして食えるかも……と試行錯誤中。
 【'09 1/11追記】
かなり干し上がったので食べてみた。乾いて全体が固くなったため、皮の固さは気にならなくなったが、干し芋の臭い(匂いに非ず)成分を少し付加した様になるだけで全くダメ。炙ると、多少イチジクの香りが漂うものの、食べるとやはりダメ。
参考に干しイチジクも購入してみたが、臭いこそ無いものの美味いものではなかった。この手は口に合わないのかも。
 【'09 2/9追記】
その後、店頭で一番安かった赤ワインを加えて煮なおしたり、それをまた干してみたりした。ワインの風味で多少はごまかせたが、その向こうに良くない臭いが残る。干しても当然ダメ。無念。降参。

あまり参考にはならないが、いちごジャムができるまでムービーが、サイエンスチャンネルTHE MAKINGにある。家庭でのイチゴジャムとは違い、イチゴと甘み成分と酸味成分と粘り成分を混合して合成する、ようなイメージ。

ちなみにここには、様々な「できるまで」のほか、科学関連のムービーが多数置いてある。科学技術振興機構という独立行政法人によるもの。行革のあおりで廃止の話も出ているようだが、こういう独法はあってもいいと思う。

 

庭のロウバイ 12月も半ばになると、庭のロウバイがちらほら咲き始める。黄色い半透明の花弁に水滴が映る。この花は逆光で見るべき。
すぐ隣に、赤味の無いソシンロウバイ(素心蝋梅)もあるが、咲くのはもう少し先。

蝋細工のような梅に似た花であるところから「蝋梅」、という話が常識になっている。花だけ見れば、あまりウメに似ているとは思えないが、枝に直に着く蕾のほころびかけた姿、寒風の中でけなげに咲き漂わせる芳香、そんなところから連想したのかもしれない。
蝋細工の花は見たことがないが、ここまで繊細な表現ができるものなら、一度お目にかかりたい。

年末年始にはちょうど見ごろ……になるはずだが、実際には咲いたそばからヒヨドリに食われてしまう。蜜が目的と思われ、ちぎってはポイ、ちぎってはポイ。枝に刺したミカンでもそうだが、実にぞんざい。少しはメジロを見習ってほしいもの。
置いていく土産は、ムクノキ、エノキ、トウネズミモチ。もう少し変わったものを頼む。

 

富士山からの月の出@立須
うさぎが覗き込むピークが剣ヶ峯
ひそかに企んでいた富士山頂からの天体出。計算では、今日、立須たちす(浜松市北区引佐町)から見えることになっている。
迫力のある画を撮るには、ある程度近くからの方がいい。裏富士の湖畔から撮った日の出などはよく見かける。同じ写真を撮ってもつまらないので、地元からの月の出を狙ってみた。時間も資金も自在な人とは土俵が違う、ということもある。

機材はコンデジのCaplio R2。三脚なし。立須の岩の上に押し付けての固定撮影。ピント∞、フラッシュ禁止、それ以外はオート。結果的にすべてISO-154、露出1sとなった。画像サイズは1280×960。
画像は、最大ズーム相当に引き伸ばし、VGAサイズにトリミングしている。

ずっと晴れ続きだったのに、この日だけは「夜には雨」予報の曇り。都合が付かず、時間ギリギリで真っ暗な道なき道を駆け上がる。息を切らしてたどり着いた17:10ごろには月の出開始。雲と暗闇で狙いも定まらず、なんとなく明るい方向を光学ズームいっぱい(135mm相当)で撮りはじめる。いくらか確認できるようになってからは、デジタルズーム(×3.6、500mm相当)も効かせる。肉眼では、なにやら歪な形で昇ってきたようには見えたが、それが雲なのか山並みなのかは判別できず。とりあえず満月が昇りきったのを確認して下山。

PCで確認すると、どうやら山頂の形が浮かびあがっているようだ。

昼間の富士山の写真はフォト蔵のよっくん氏によるものを拝借。ダウンロードして38%に縮小すると、ピクセルあたりの拡大率が、R2での最大ズーム(デジタルズーム込み)時と同じになる。少しトーン調整をしている。
昼間撮影は自らも試みたが、まったく話にならないレベルで却下。

画像品質と撮影間隔から適当なものを数枚チョイス。すべてデジタルズームを使ったサイズ(500mm相当)に引き伸ばして揃える。画質を見ると、デジタルズーム無し画像を引き伸ばした方が良い。超望遠にして無理に写角に収める苦労は無駄のようだ。

手撮りで傾いているので角度を微調整。ここまではPhotoMagicおまけ版で行う。三脚固定でインターバル撮影が出来れば、はるかに楽ができるのだが仕方がない。

位置調整は、WinXPに入っていたWindows Movie Makerで「並べて動かして」、MS-Paintで「切り貼りして」を繰り返す。最後にMovie Makerで、フェードなど簡単な特殊効果を追加して完成。

……のつもりだったが、画質が良くない。
Movie Makerは、直感的に映像を作るのに適したソフトで、特殊効果の種類も豊富。一般用途には十分だが、もう一歩こだわりたいところで機能が省かれている。フェードの時間調整しかり、エンコード形式しかり。
エンコード形式に関しては、Windows Media Encoder 9でプロファイルを作り、%ProgramFiles%\Movie Maker\shared\profilesあたりに保存すれば独自形式も可能、とのまことしやかな情報があるが、WMM2.1.4026.0ではWME9.00.00.2980のプロファイルは認識されない。解明に挑んでいる人もいるようだが、おそらく「仕様」なんだろう。

そこでAviUtlを使ってみる。最近「拡張編集」という機能が追加されたようで、本件にはピッタリ。いくつか不満な点もあるが、フリー映像処理ソフトの定番のひとつと言われるだけのことはある。
複数枚の合成は、AviUtlでは目的どおりにいかなかったので、KikuchiMagickを使い、比較明合成で1枚の画像にまとめた。多くのサイトでは、ImageMagicの紹介があるが、こちらは何も考えずに使えて便利。
最終的に、1240×930 29s 15fps WMV9 2-passVBR 10Mbps(peak20Mbps)設定で5.8MBとなった。




月の出が富士山と重なるかどうかは、ある程度の精度で計算する必要がある。月の大きさは約0.5度。 出没の方角は、通常「方位角」で表す。北を0度として東回りに測る。

まず立須から富士山の見える方角。立須の位置は、北緯34度51分00秒、東経137度41分58秒あたり。富士山頂火口中心部は、北緯35度21分46秒、東経138度43分51秒。座標は電子国土ポータルなどで調べられる。距離と方位角の計算ページで計算すると、およそ距離110km、方位角58.5度と出る。東北東よりやや北。
ちなみに、地図平面上にあるものとして計算すると、距離があるため5度も誤差が出てしまう。

次に月の出の方位角。月出没時刻・方位角計算のページに入力すると、度単位まで計算される。また、距離と標高差から仰角が計算でき、頂上から出る時の方位角と時間が求められる。立須の標高はおよそ350mなので、標高差は3400mほど。今回は前日と並んで58度と計算された。
天球上の位置を求められる太陽と月の位置データの計算(なぜかこちらも同じ)ページなどもあるので、それと現地の緯度と仰角からも方位角は計算できそう。

1公転の中で富士山に絡めそうなのは、もっとも北に見えるとき。今周期では2日チャンスがあったわけだが、昨日は空の青い時間帯。月が月らしく照り、シルエットが浮かぶのは今日だけ。11月、10月と遡れば夜間に北に寄るが、月はやや痩せており、また見通しが悪い季節になる。
いろいろ入力してみると、来年、再来年と年を追うごとに、方位角は大きくなっていくのが判る。18.6年周期の好条件期は最終盤に入っている。



2009年12月21日追記

埋め込みのAVIファイルは、Youtubeにアップロードしたものに差し替えた。

ちなみに、富士山から月が昇る(沈む)ことを「パール富士」と呼ぶらしい。
皆既日食後、月縁の谷間から太陽光線がこぼれる瞬間を「ダイヤモンドリング」という。富士山頂から日が昇る(沈む)ことを「ダイヤモンド富士」と呼ぶ。鋭く輝く太陽に対し柔らかに灯る月を真珠に喩え、こう呼ぶらしい。

キーワードが判ったところでググってみると、ものすごい数がヒットする。今年11月に御殿場で見られたものは、大きく採りあげられている。富士山近隣へは、熱心な好事家が集うという。
また、カシミールというフリーソフトを使うと、富士山による食の日時などが計算できるらしい。

ダイヤモンド富士は、シルエットと鋭く射抜く光。これは富士山のそばで迫力ある画を撮りたい。対してパール富士は、大きく柔らかい灯りを表したい。それには遠方から挑む方が良さそうで、100km余の浜松では、お鉢が納まる程度に見える。できればさらに遠方の愛知・三重あたりのほうが理想的……そんなことを考えながらページを繰っていくと、月影の影絵富士なる分類がすでにあり、三重県の夫婦岩から撮影もされていた。ここは日の出(一応、ダイヤモンド富士)では有名な地という。富士山から実に200km。
富士山の見える最遠の地は300km超という。こうなったら、シルエット全体が包まれそうなこのクラスを狙っていく……人はいないものか。

 

富士山@立須 昨日はだいぶ冷え込んだので、立須たちすへ登ってみた。雲はあったものの、富士山もきれいに見えた。宝永山まで白くなっているようだ。
2月18日に撮ったらしい高画質写真と見比べると、周辺の山には雪はないものの富士山自体はより濃く雪化粧しているように見える。

VGAサイズ、光学ズーム最大135mm相当、デジタルズーム×2.0。すべてオートではだいぶアンダーでくすんでしまったので、トーンを大幅にレタッチ。アンシャープマスクを少々。Caplio R2ではここまで。

最広角28mm相当だと、きれいな青空に撮れたが、前景を考えるとやはりアンダー。レタッチ済み。小さく富士山も見える。

複数枚によるパノラマ化をしてみたが、短焦点のためか歪曲が大きく、また周辺減光も目立つ。補正機能を持つレタッチソフトが必要。歪曲を避けるべく画像の中心付近のみ使い、全体のトーン調整だけで苦労して合成しても、見事にモザイクになって報われなかった。

こちらのQuickTime動画でも歪みがすごいが、これはパノラマ平面写真では表現できない。ちなみにこの動画では、最初に写る岩の真ん中あたりに富士山が位置している。

立須遠景 遠目に眺めてみる。

中央、なだらかな3つの峰からなるのが三岳山。昔は山城があったという。そのすぐ東、グレーの印をつけたあたりが立須。山肌がえぐれて現れた、石灰岩の逆さ放物線形の地肌は、かなり遠くからでも確認できる。この上部の緑の中に巨岩が2つ3つあり、山中から向かうルートがある。

 

初霜柱も立った今日、今シーズン生り終いの実をジャムにしてみた。
本当は乾物など変わったものをやってみたかったが、ググってみてもなかなかポジティブな情報がなく、無難なジャムに落ち着いた。

ほんのりピンクを帯びた、明るい飴色。煮ている最中には浮いて目立ったアワ粒のようなタネも、こうして瓶に収めて眺めれば、唯一イチジクを感じられるアクセントになる。食味に悪影響はない。

甘さはもう少し控えてもよかったかもしれないが、イチジクの香りもちゃんとして、行き当たりばったりながら、そこそこの出来になった。

イチジクジャムの材料は、イチジク、砂糖、レモン汁。

イチジクは大小10個あまり。果柄を切り落とし、付け根側から包丁で剥く。よく熟れたものは、刃を入れて、そのまま親指と刃で挟んでずるりと剥く。4~6等分にカットし鍋に放り込んでいく。形が残らないほうがよければ、ここで刻んでしまう。正味350gほどになった。

砂糖は実の重量の1/2~1/3程度が適量らしい。食味を重視するなら少なめ、保存性を考えるなら多め、というところか。上白糖を150g入れることにした。

両者をガラス鍋で弱火で煮る。イチジクから存分に水分が出るので、水は入れない。画像は煮始めたところ。まだ皮の部分が白い。
10分もすると、白く不透明だった果皮が透明になってくる。さらに10~20分ほど煮れば、すっかり透明になり、水分が飛んで泡の粘度も高くなって、ジャムらしくなってくる。

レモン汁を鍋に二回し、ひと煮立ちしたら完成。

調べたところによれば、本来のジャム作りでは、香りを飛ばさないために強~中火で手早く仕上げるものらしい。しかし焦がせば香りは台無し。極めようとすれば、なかなか奥は深い。

出来上がり直後に味をみたところ、少し「砂糖臭」がした。上白糖よりグラニュー糖を使うべきだったか、などとも考えたが、いったん冷まして落ち着かせれば、問題はないようだ。

砂糖臭が気になって、冷める間にあれこれ調べてみた。
グラニュー糖は、ほぼ純粋なショ糖。角砂糖、氷砂糖、フロストシュガーなどもほぼ同類。純粋な甘さ。
上白糖は、高精製されたショ糖に、1%あまりの転化糖(ブドウ糖+果糖)が加えられている。癖というほどではないが深みがあり、万能な砂糖。
ブドウ糖は、ショ糖のせいぜい7割程度の甘さしかない。しかし分子量が半分のため、同じ重量なら倍の浸透圧を持たせることができ、保存性などで有利。
果糖は、低温でショ糖の1.5倍ほどの甘さを持つ。が、高温では落ち、また色が着きやすい。
ブドウ糖果糖液糖、異性化糖、転化糖、などは、ブドウ糖と果糖の混合液体。比率はいろいろ。

ショ糖に少量の酸を加えて20分ほど加熱すると、ある程度の転化糖が得られる。ジャム作りがこれに相当、とのこと。ということは、グラニュー糖の必要はないのか。また、酸味のないものをジャムにする場合には、レモン汁は予め入れておいて煮るのが良さそうだ。

 

今夕。見かけ上、金星と木星、月が接近した。いわゆるスマイリー :) にはあまりに苦しい構図だが、実物を眺めていると微笑む顔にも見えてくる。
惑星や月の見かけの接近はそう珍しくはないが、いい機会ということでコンパクトデジカメで撮ってみる。

RICOH Caplio R2で撮影。

502万画素なので、RGGBで1ピクセルとすれば125.5万ピクセル。1280×960がCCDの実力と思われる。おそらく画質は荒れるので、品質はノーマルとして、N1280モードを使う。
レンズのズームは、最大の22.2mm(135mm相当)。F4.8で絞りの任意設定機能はない。デジタルズームは、CCDの周辺部を捨てるだけなので使わない。
感度は最高のISO800に設定。露出は、オートでは1/2s程度になったが、月に合わせてもしょうがないので、長時間露光で最長の8sに設定。フラッシュは発光禁止。ピントは∞。
三脚は無し。丈夫な手すりに乗せて代わりにする。ただしシャッターを押す際にブレるので、タイマー若しくはインターバル撮影モードで、シャッターから手を放した状態で撮影に入る。

撮影後は、スキャナのおまけソフトで、暗部底上げと色味の調整、背景が荒れるが微光星を目立たせるためにアンシャープマスクをきつめに掛けた。コンポジット、ダーク演算、比較明合成など、環境と手間をかければキリがないが、簡易カメラ・コンデジで撮る以上簡易に済ます。

地球照や前景の木の枝、微光星を撮り込みつつ、月の昼は適度に押さえたい。相反する要求にワンショットで応えるのは無理だが、4s露出ぐらいがよかったかもしれない。
金星のすぐ左下が、いて座52番星、写真左上の歪な四角形が58(ω)、59、60、62番星。枝の中の輝星は、ゴミが街灯を反射したものと思われる。5~6等星あたりまでは、なんとか写っている感じ。


参考

太陽・月と惑星の高精度な視位置
月と太陽の位置推算 Ver1.37
Sagittarius……適度に写った「いて座」の写真
全天恒星図2000 誠文堂新光社

 

bloggerでも使われているXHTMLでは、基本的に装飾の類はcssを使うように、とされている。
IE6は、XHTMLと宣言されていても、記述の些細な違いで「後方互換モード」で表示してしまうため、この記事もその環境で動作確認したものになる。レイアウトが崩壊してしまうものもあり、勧められる記述ではない。
ちなみにIE8などでは互換表示機能があり、それによって「かつての正しくない環境」をある程度再現し見ることもできる。

2010/12/7 追記



bloggerに画像を貼り付けるように、動画も貼り付けたい。
blogger自身にもアップロードする機能があるが、比較的新しい機能のようで、まだ削除など管理はできない状態。ヘルプにはGoogleVideoでホストされているような記述(English(US)表示時)もあるが、画像とPicasaのような関係は、映像とGoogleVideoにはないようだ。

ともかく、いくつかの方法を試してみる。


bloggerから直にアップロードする

bloggerの編集ページからアップロードすると、サーバ側でflvに変換され、このような再生環境になる。ただし以下のようなテキスト回り込みは、裏技を使わないとできない。


この映像はクリボウの写真日記から勝手に拝借した。
ページのソースから、objectタグ、embedタグを丸々コピペすれば流用できてしまう。ただし、1900バイト近い非常に長大なものになる。IEなら、objectタグ、もしくはembedタグの片方だけでも問題ない。各タグには、テキスト回り込みのためのalign="left"を追加してある。

タグをすっきりさせたい場合は、コピペのあと、いったん「作成」タブを経由させる。すると、blogger上からアップロードした時点の、objectタグだけの簡素なものに変換される。変換といっても大層なことはしておらず、objectタグにclass、id、height、width、contentidの各属性を入れただけ。contentidは、idの後半16バイトの16進数そのもので、他は公開後と同一。

この簡素版タグ場合、align="left"を追加しても、回り込みは有効にならない。これは、公開時には長大なタグに自動変換され、その際に属性設定が削除されてしまうため。
つまり、blogger上からアップロードしてテキストの回り込みをさせるには、いったん公開して長大なタグを得て、それに属性設定を追加したものを使う必要がある。ちなみに、長大なタグに含まれるURLパラメータの一部(secureurlなど)は公開ごとに変化するが、そのまま使って問題はないようだ。

標準では、width=320、height=266となるが、コントロールボタン部は27ドットある。したがって、映像部の大きさは320×239になっている。ここでは4:3にすべく、height=267としてみた。

この方法でアップロードしたファイルは、一覧を確認したり削除したり、といった操作は、いまのところできない。bloggerにはその機能はなく、ホストしているというGoogleVideo上にも現れないため、アクセスのしようがない。ブログ記事を削除すると、画像なら同時に削除するかどうかの問い合わせが表示されるがそれもない。

<object align="left" width="320" height="267" class="BLOG_video_class" id="BLOG_video-9a8bc8620f81651c" classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,40,0">
<param name="movie" value="http://www.blogger.com/img/videoplayer.swf?videoUrl=(ものすごく長いので略)">
<param name="bgcolor" value="#FFFFFF"> <embed align="left" width="320" height="267" src="http://www.blogger.com/img/videoplayer.swf?videoUrl=(ものすごく長いので略)" type="application/x-shockwave-flash">
</embed>
</object>

(alignが効かない、アップロード時の簡素版タグ)
<object class="BLOG_video_class" id="BLOG_video-9a8bc8620f81651c" height="266" width="320" contentid="9a8bc8620f81651c"></object>


GoogleVideoでいく

Google系列で映像を扱えるサービスに、その名もズバリのGoogle Videoがある。投稿、削除、一覧など、基本的な機能は揃っている。すべて英語なのはつらい。Googleアカウントで利用ができる。


この動画も他人の褌。

水中から、アフターバーナーを焚いてロケットのように発射するF15。
エンジン2機で20万馬力ほどあり、これは翼の揚力が無くても飛んでいけるパワーなのだとか。
アップロードする際には、アクセス設定を「非公開-ビデオは検索結果に含まれません。」にしておけば、Google Videoでの検索にかからない設定にできる。アップロード後なら、右端のActions欄のEdit Video Infoから非公開にできる。

Google Videoの再生ページ内の「詳細」タブに「ビデオ埋め込み」があり、そこをクリックするとembedタグが表示される。ここでは、このタグにもalign="left"を追加している。
標準では400×326となる。bloggerと同じくコントロール部は27ドットあるため、映像部は400×299。4:3とするならば1ドット少ない。また他とのつり合いを考えて320×267と書き換えることにした。

blogger(公開後)やYoutubeでの映像埋め込みは、objectタグにembedタグがネストされている。これは、今後はobjectに統一される方向であり互換のためにembedも記述、という形なのだが、Google Videoではembedのみ。おそらく将来もブラウザの対応は大丈夫なのだろうが、少し気にはなる。

<embed align="left" id="VideoPlayback" src="http://video.google.com/googleplayer.swf?docid=3694726567769452138&hl=ja&fs=true" style="width:320px;height:267px" allowFullScreen="true" allowScriptAccess="always" type="application/x-shockwave-flash"></embed>


Picasaを使う

通常は特に意識することなくIEのプラグインだけで処理が行えるので、この項以外では「Picasaウェブアルバム」を単に「Picasa」と表記している。

bloggerから画像をアップロードすると、Picasaウェブアルバム上に専用フォルダが作られて、そこでさまざまな管理ができる。ウェブアルバムへアップロードしておき、あとからリンクを張ることも当然できる。

Picasaウェブアルバムへのアップロード方法として、IEのプラグインによってブラウザからアップロードする方法と、Picasa(アプリケーション)を使ってする方法がある。後者では、映像ファイルもアップロードが可能。
操作方法は難しくないが、いきなりファイルスキャンが強制的に行われるのには面食らう。落ち着いて読み進めれば判ることだが、同様に感じた人も多いようで、それに関するヘルプも存在する。

アップロードしたファイルは、サーバ側でflvに変換され、GoogleVideoのプレイヤによって再生される。リンクや埋め込みタグも表示されるが、これは「サムネイル画像+プレイヤが表示されるページへのリンク」になる。プレイヤそのものに対するリンクではないので、埋め込みには使えない。
GoogleVideoのプレイヤが使われるが、GoogleVideoからはアクセスできない。あくまでウェブアルバムからアクセスする。そのうちbloggerからアップロードした映像ファイルも、ここで一括管理されるようになるんだろうか。

余談だが、アップロードしたJPEGファイルも適当に圧縮されている。微妙な色合いの画像では問題になることもある。


Youtubeを使う

Googleが買収し系列になったYoutubeにアップロードし、そのリンクを埋め込むこともできる。
アカウントを取る必要があるが、Googleアカウントと連携できるようになったようだ。また、十分日本語化されているので、使用法などで困ることはない。アップロード時に、公開オプションを非公開にできる。アップロード後に変更も可。


「test」で検索してみたら、こんな懐かしいものが……
Youtubeサイトに表示されているタグをblogger編集窓へコピペした後、「作成」タブには行ってはいけない。objectタグが一掃され、embedタグだけになってしまう。

bloggerから直にアップロードした際の変換の関係か、GoogleVideoに見られるようにembedタグのみでいくスタンスなのか、そのへんは定かではない。

標準では425×344と、ここで取り上げた中で最も大きい。再生後の再生候補リスト表示などとの関係で大きくしているのだろう。コントロール部は24ドットあり、映像部は425×320。4:3で計算すると、他とは逆に1ドット強縦が長い。つり合いのこともあり、ここでは320×264とした。

<object align="left" width="320" height="264">
<param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/2Ir9kr02uCs&hl=ja&fs=1"></param>
<param name="allowFullScreen" value="true"></param>
<embed align="left" src="http://www.youtube.com/v/2Ir9kr02uCs&hl=ja&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" width="320" height="264"></embed>
</object>


よそのサーバにアップロードする(RealMedia、MPEGなど)

blogger、Google Video、Picasa、Youtube、いずれもアップロードしたものがサーバ側でflvに変換されて保存、公開される。そして、各々が用意したプレイヤによって再生される。
画質やプレイヤが気に入らない場合は、映像ファイルを作成し、別のサーバにアップロードし、そこへembedタグなどで埋め込みリンクさせる方法をとる。


これは、今はなきNASDAにあったrmファイル。

現在運用中のH-IIAロケットのメインエンジン、LE-7Aの技術データ取得試験映像。H-IIAは1号機が2001年8月に打ち上げられていて、ちょうどその頃に公開されたらしい映像。

NASDAはJAXAに統合されたため、サイトは現在終了している。
Internet Archiveに保存されている2004年取得の最終更新版のほか、WARPでも2003年9月のものがアーカイブされている。前者はWebすべてを対象に、後者は国立国会図書館運営で選択的に保存を行っている。
このファイルは、Real Player用の形式なので、煩雑だがそれ用にタグを書く。また、objectタグにembedタグをネストしておいたので、さらに輪をかけている。

Real Playerは、再生画面にコントロールボタンが付いていないため、再生画面とコントロールボタンの2つのブロック要素を記述する。2つのブロック要素にテキストを回り込ませることはできないので、tableタグを使って1つのブロック要素にまとめる。そしてtableタグに、align="left"を記述する。
この記述は、Real Playerプラグインを使った埋め込み再生のサイトを参考にした。

Real Player以外の映像ファイルも、同様にアップロードして埋め込むことができる。objectタグに必要なclassid属性やembedタグのtype属性などは、ググれば一覧がいくつもかかる。

埋め込む際には、再生アプリケーションを強制すべきか、ファイル形式で表して各々の環境に任せるべきかで悩む。
たとえばMPEGファイルをembedタグで埋め込むとき、type="application/x-mplayer2"とすれば、再生アプリケーションが強制されてしまう。type="video/mpeg"のように書けば、環境に合ったプレイヤで再生されるはずだが、うまくない。WindowsMediaPlayerがMPEGに関連付けられていれば正常に見られるが、RealPlayerではボタンしか表示されず、QuickTimeの場合はなぜかWMPが埋め込まれる、などという、訳が解らない状況になる。

ちなみにRealPlayerのコントロール部は、以下のとおり36ドット、WindowsMediaPlayerでは45ドットある。

<table align="left" border=0> <tr>
<object id=id0123456789 classid="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA" width=320 height=240>
<param name="controls" value="ImageWindow">
<param name="console" value="con0123456789">
<param name="src" value="http://web.archive.org/web/20040417141447/http://www.nasda.go.jp/lib/movie_lib/movie_file/h2a/h2a_le-7a_tashiro.rm">
<embed nojava="true" src="http://web.archive.org/web/20040417141447/http://www.nasda.go.jp/lib/movie_lib/movie_file/h2a/h2a_le-7a_tashiro.rm" type="audio/x-pn-realaudio-plugin" console="con0123456789" controls="ImageWindow" width=320 height=240></embed>
</object>
</tr>
<tr>
<object id=id0123456789 classid="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA" width=320 height=36>
<param name="controls" value="ControlPanel">
<param name="console" value="con0123456789">
<embed nojava="true" type="audio/x-pn-realaudio-plugin" console="con0123456789" controls="ControlPanel" width=320 height=36>
</embed>
</object>
</tr>
</table>


よそのサーバにアップロードする(flv)

世の中のストリーミング動画は、flv形式が標準となった感がある。変換も通常はサーバが行ってくれるが、ファイルは手元で処理、管理したいという場合は、自前のflvファイルを埋め込む方法もある。


SkyDriveにアップロードしたものを埋め込んでみた。
映像ファイルはFLV Playerの埋め込み (デジタル移民の冒険)のページからの借り物。いったんローカルにダウンロードし、それを改名、アップロードした。
ブラウザには普通、フラッシュ(swf)用のプラグインが入っている。ブラウザは、swfファイルは再生できるが、flvファイルは再生できない。
flvを再生するには、flvをswfファイルに埋め込み一体化する方法、swfでできたプレイヤによってストリーミング再生をする方法、のいずれかになる。ここでは後者を試す。
FLV Playerの埋め込み (デジタル移民の冒険)のページが詳しい。

プレイヤはEmbedding Flashの、ページ中ほどにあるFLV Media Playerからダウンロードできる。zipファイルで、展開後にできたplayer.swfがそのファイルになる。

アップロードするための「よそのサーバ」は、プロバイダのWebスペースなど別途用意する。無料のオンラインストレージなどもある。

用意したサーバに、任意のflvファイル(こるぁ2.flv)と上記のplayer.swfをアップロードしておく。埋め込みタグは以下のようになる。objectとネストするべきだろうが、面倒になったのでembedだけ。
コントロール部は20ドットなので、320×260としてある。

<embed align="left" src="http://9oye2q.bay.livefilestore.com/y1pxaCEbiMS1xSaPvPY5gZk3ZPz8vVMUAgp6Zl4Ws3vwQuNgYAwzX0dz8FyX4thB1twhYN7QRkKjQc/player.swf?file=http://9oye2q.bay.livefilestore.com/y1pHRhTkQEgmxOyIEE18E3x2K4FlFxoIRLQ4j2sHR_N_Cw_kioHp8ceHfnrKR6P7OibzAJzit6LSdY/%E3%81%93%E3%82%8B%E3%81%812.flv" width="320" height="260" wmode="opaque" type="application/x-shockwave-flash" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer">
</embed>


その他参考など

 

船井電機が新しい反射型ディスプレイを開発した、と日経新聞(2008-11-18朝刊13面)が報じた。ところが船井電機からのリリースがない。調べていくと、どうも子会社の船井電機新応用技術研究所によるもののよう。プレスリリースは以下のサイトなどで読める。
この新反射型表示デバイスは、ダイナミックECD(Dynamic ElectroChromic Display)という。
感熱紙は、ロイコ染料と顕色剤が使われ、熱を加えることで両者が融合、化学変化を起こして発色する。今回のディスプレイは、この染料の溶液に通電することで発色させる。また逆方向の通電で元に戻る。
染料溶液は十分狭い間隔(50μm程度)の透明電極シートで挟み、TFTを使わない独自の方法でマトリックス駆動する。染料の特性から、高速(0.1ms)に発色し、コントラストが高く、見た目も紙に近く目に優しい。また、TFTを使わないため安価に製造できる。
新聞報道によれば、消費電力は0.16mW/cm2。価格は液晶の1/3程度。来年中に製品化し年商2億円を目指す、とのこと。

温度特性や書き換え寿命、紫外線ほかの環境耐性などの記述がないが、どんなもんなんだろう。

電子ペーパーは、すでにマーケットも立ち上がりつつあり、方式もいくつか存在する。

歴史があり、もっとも幅を利かせているのが、E Inkのマイクロカプセル型電気泳動方式。
カラー化などで凸版印刷と提携しており、解りやすい説明ページがある。各社の電子ブックリーダなどはこの方式。

馴染みのある液晶を使うのは、富士通研究所コレステリック液晶によるデバイスを開発、広告板などで試験運用中の模様。比較的鮮やかな表示が得意だとか。

ブリヂストンは独自に電子粉流体によるデバイスを開発。
日立などとともに広告版などで試験運用中の模様。商品タグでの販売実績もある。

異色なのは、富士ゼロックス
一般に電子ペーパーは、外部から電気的に表示や消去が行われるが、これは電気と光によって記録する。
マイクロカプセル化したコレステリック液晶に有機光導電材を組み合わせた構造。光導電材は、当てられた光の強度で電気的特性が変わる。パルス電圧をかけて光を当てると、光の強度によって変化した光導電材と液晶とで「分圧」された状態になり、結果、光の強さが液晶に記録される、というもの。
1秒程度で書き換えができ、1万回程度の寿命があるとのこと。

電子ペーパーコンソーシアムによれば、さらに多様な方式、メーカがあるらしい。

ブラウン管を駆逐した、液晶とプラズマの天下に割って入ろうという有機EL。そんな動画パネル界のような派手さはないものの、静止画パネルも各社静かに熱い戦いが続いている。

 

bloggerには画像や映像のアップロード機能はあるが、それ以外のファイルを置いておくことはできない。インプラントJPEGのような裏技的手法をとれば、事実上なんでもアップロードできるが、独自の動画ファイルを置いておいてそのまま再生させる、ような用途には使えない。置いておくためのサーバは、どうしても別途必要。

一般にプロバイダ契約には、Webスペース貸与も含まれる。そこを利用すれば、おそらく契約継続している限りは最も安全。逆に言えば、他社に乗り換えた際には、再アップロードやらリンク元の書き換えやらの手間を強いられる。またプロバイダによっては、URLからメールアドレスがバレてしまったりする。

そういったしがらみのない、Webスペースやオンラインストレージもある。
無料オンラインストレージとしては、NTTcomのShareStageやYahoo!Briefcaseあたりがまず思い浮かぶ。前者はいつの間にか有料サービスのみとなり、後者もこの12月より有料化されるとのこと。他にも探せばいくつか見つかるが、無料で無期限保存のネット上のファイル置き場としては、Google系のGoogleSitesと、Microsoft系のWindowsLive SkyDriveが良さそう。


まずはGoogleSites
Webスペースとして100MBが提供されている。Webページとして公開する必要はなく、単にオンラインストレージとして利用可能。Google系列であり、共通のアカウントで利用できる。
「ホーム」や「新しいページを作成」で作ったページ(フォルダ的な感覚)上にアップロードし、そのファイルのアイコンを右クリックして「ショートカットのコピー」でURLを得る。新しいページを作成する際は、「ファイルキャビネット」形式を選ぶと、ストレージとして扱いやすい。

http://sites.google.com/site/<ユーザ名>/<フォルダ名>/<ファイル名>?attredirects=0

クエスチョンマーク以降のURLパラメータ部分を削除すれば、直リンクとして使える。
ファイルをアクセス可能にするために、「サイトの設定」→「このサイトを共有」→「ネットで誰でも閲覧できるようにこのサイトを公開する (公開する)」にチェックが必要。

日本語のファイル名には完全には対応していない。アップロードはでき、ブラウザでのアクセスもできるが、ダウンロード時にはファイル名が変わってしまう。また上記直リンクURLでのアクセスもできない。ダウンロード時に表示されるファイル名を使ってもダメ。
また、実行形式のファイルはアップロードできない。exe、com、bat、cmd、wsh、wsf、vbs、vbe、js、jseあたりは拒否されてしまう。
他にも細かな問題はあるようで、さすがに拡張されるであろう100MB制限を除いても、なかなか縛りがきつい印象。


そしてWindowsLive SkyDrive
オンラインストレージで、全体で5GB、ファイルあたり50MBの容量が提供される。MicrosoftではWindowsLiveと称して、Hotmail(メール)やSpaces(ブログ)など様々なサービスを提供しており、その中のひとつ。アカウントはHotmailなどと共用できる。

サインインしたページの「公開フォルダ」内にアップロードする。この中に別のフォルダを作ることもできる。日本語のファイル名も問題なし。
当該ファイルのあるフォルダを開くと、そのフォルダ内の一覧が表示される。目的のファイルのアイコンをクリックすると、そのファイル専用のページが開く。ここでファイルのアイコンを右クリックし「ショートカットのコピー」でURLを得る。右下の方に表示されるURLや埋め込みタグは、いま表示しているページに関するもので、目的のものではない。

http://<ユーザ通しID?>.bay.livefilestore.com/<長い長い暗号文字列>/<ファイル名>?download

URLパラメータを削除すれば、直リンクとして使える。日本語のファイル名の場合は、URLエンコードされているが問題はない。また暗号文字列の部分は、ダウンロードする日によって変化するようだが、古いURLを使っても問題ないようだ。


現状で無料のオンラインストレージとしては、SkyDriveがベストチョイスか。
であれば、WindowsLiveで統一してしまっても……

 

10℃代前半まで冷え込んだ快晴の今朝、久々に富士山が眺められた。

写真は、2006年3月15日のもの。セブンイレブン新都田店前の、ハクモクレンの通りの先に見えたところ。Caplio R2の光学ズーム限界(135mm相当)、最高解像度(2560×1920)での撮影。画像サイズを半分に縮めて各種調整はしてみたものの、もともとオーバースペックの撮影のためか、どういじっても酷い画質。

浜松市は同県内とはいえ、富士山までは100kmを超える。都心からよりも遠い。快晴なのに、その方向だけ雲やら靄やらがよくかかる。11月から2月あたりの西高東低の日や台風一過などが狙い目。
また天候はよくても、その方向には山も多く、せいぜい「胸像」程度にしか見えない場所が多い。

開けた場所へ出向くのが基本だが、車で走りながら確認できる場所もあるにはある。

国道362細江町(寸座~西気賀)……引佐細江の入り江の向こうに頭が見える。
県道261(姫街道)マックスバリュー細江店……山並みの上に、ごく僅かに頭が覗く。
細江町中川……細江テクノから北上、田園の南端あたり。都田川で山並みが切れたところから。
県道305和光町……直線道路の先ほぼ真ん中。
県道318根洗町……東進左斜め前方に。さらに進んだ県道391沿いでも。
セブンイレブン新都田店……前のハクモクレンの通りの先ほぼ真ん中。
県道261(姫街道)葵西の水路……遠鉄ストア姫街道店の北、姫街道に直交する水路北側道路の延長。
県道65(浜松環状線)湖東高校……東進すると右前方に。
(番外)メガマート湖西店……湖西市。メガマート北側住宅地より海沿いの公園へ。元日には、眼前に浜名湖、対岸に富士山。遥か右から日の出。左には真っ白なアルプスの山々。


ちなみに富士山は、方位角にしておおむね60°弱の方向に見える。これは、夏至点近くの白道にも重なる。
夏至点近くで満月に近いのは、冬至に近い冬の間。幸いこの季節は見通しもいい。条件が揃えば、月を背景に富士山のシルエットが拝めそうだ。冒頭の写真スケールで、短辺の1/5程度の大きさ。
富士山からの日の出は、夏至の頃に限定される。日の出の方位角は60°強なので、やや北より西よりの山手でポイントを見つけなければならない。また梅雨の真っ最中であり、条件は厳しい。

天の赤道は、天球における緯度(赤緯)0°の基準線。真東から真西へ、地上の緯度分傾いて天球に引かれる。赤道上なら天頂を通り、北緯35°なら仰角(90-35=)55°を通る。
黄道は太陽の通り道で、天の赤道に対して地軸の傾き分の23.4度傾く。もっとも南にずれるのが冬至点(いて座)、北にずれるのが夏至点(ふたご座)。たとえば夏至の太陽の高度は、北緯35°なら(90-35+23.4=)78.4°になる。
白道は月の通り道。黄道に対して5°強傾く。黄道との交点(昇交点/降交点)は年に20°弱ずつ手前に移動し、このズレは18.6年ほどで一周する。この周期により、冬至月の月の出の方位角は、2005年が北に大きく、2015年は南に大きく振れる。2005年12月の満月の南中高度は、北緯35度で(90-35+23.4+5=)83.4°、2015年なら73.4°あたりになる。


参考ページ

こよみのページ(月出没計算)……太陽、月、各種暦の計算ができるページ。
測量計算(距離と方位角の計算)……測量に関する各種計算ができるページ。100kmも距離があると、地図上平面とみなしての計算では、誤差が大きく実用にならないため。

 

夏に咲いていたフユイチゴが、ぼちぼち実り始めた。

奥にはこれから熟す未熟果(萼が閉じている)が見える。シーズンは年明けあたりまで。
受粉がうまくいかなかったようで、かなり歯抜けの状態。

赤い粒の表面が斑に見えるのは、picasa(bloggerと連携)が勝手に劣化保存してしまうため。実際は、滑らかで透明感がある。

 


日経新聞 本日付朝刊40面文化面(部分)
新倉勇さんは、かつては電機メーカの研究所に勤務。リタイヤし、10年あまり前からは小型の電気機関車などを手がけていた。近くの高校の依頼で文化祭へ出展し、そのお礼にもらった門松から、松ぼっくりが天候で大きく変形することを知る。

松ぼっくりは、濡れている間は閉じ、乾燥すると開いて種子を飛ばす。湿度によって大きく形を変えるため、それを「生きた作品」に利用する。
カメ、トンボ、クジャク(記事写真)など生き物のほか、天狗のお守りや東大寺正倉院なども。

1時間ほど水に浸して柔らかくし、ナイフやニッパで鱗片をバラバラにする。それを瞬間接着剤で貼り付けて、形作っていく。接着剤を付けすぎず、鱗片の向きを間違えないようにするのがポイントとのこと。

愛好家を集め、'98には松実工芸というグループを発足。'00には、技法についての特許を出願し取得。近隣で教室を開くほか、小学校でも指導をする。今年7月には松ぼっくり工芸の楽しみを著した。
現在は平塚市四之宮で新倉技芸を構える。

他愛も無いものに着目し、それを作品にしてしまう。
子どもの頃、どこかの観光地で見た土産物……木を斜めに輪切りにして葉の形を削りだし、年輪を葉脈に見立てた置物……に受けた感動を思い出した。買ってもらえなかったけど。

 

日経新聞報道による電池2題。

パナソニック旧松下電器)は、従来の半分の容積の燃料電池を開発した。
現在ノートPCで使われている、リチウムイオン電池との置き換えを狙ったもので、同等の270ccの容積で平均10Wを出力する。内蔵のリチウムイオン電池を併用することで、最大20Wまで可能。高濃度メタノールを燃料とし、50ccで5時間駆動。
また別タイプとして、マルチ充電器も用意。文庫本サイズで、USBポート経由で各種モバイル機器のモバイル充電を想定。
ともに2012年の商品化を目指す。価格は未定。10月22日から開かれる水素エネルギー先端技術展2008に参考出展の予定。

さらには、リチウムイオン2次電池自体のブレイクスルー。
出光興産全固体電池(日経による仮称?)の試作に成功した。現在は基礎研究の段階。来春にも展示会で紹介する。
リチウムイオン電池は、電極間に電解液を使っているが、これを新材料の、硫化リチウムを主成分とする粉末に置き換えた。すべてを固体化することにより、高容量化、低コスト化の可能性が高まるという。電気自動車分野では、現在の7倍の容量、40倍のコストパフォーマンスが必要とされている。

 

9月初め。とある土手にキノコが生えてきた。

造成されて、おそらく20年は経ってないところ。植栽されたと思われるアカマツが点々と生える。アカメガシワやオオバヤシャブシなどもちらほら。ススキを始めとする雑草が茂る。水脈があるのか比較的水気が多く、雑草の下は苔が生えている。

そんな土手~その下の農道にかけて、チチアワタケが大量に発生。黄色~キツネ色の饅頭型で、いかにも美味そうな姿形。

傘の表面は強い粘性がある。ぺたぺたしている程度に感じるが、いったん手に付くと松ヤニ並にしつこい。
傘の表皮は比較的丈夫。肉は薄いレモン色でふかふか柔らかく、皮を剥ぐことができる。
イグチの仲間なので、傘の裏はヒダではなく管孔。若いうちはレモン色で、ところどころに乳液の滴が付くことがある。胞子が熟すと、写真のように茶色になる。生で齧ると、ほんのり酸味が感じられる。
柄にツバ、ツボはない。

とりあえず適当にちぎって、ぐつぐつと泳がせてみた。

柄と傘の表皮はそれなりに歯ごたえはある。肉と管孔はふわふわしてるだけ。味、香りは特に感じられず。汁を吸い、傘の粘性はぬめりとして残るので、吸い物の具にはいいかもしれない。

10月初めには2度目の発生。こんどは佃煮風に煮てみた。歯応えはやはり足りないが、ぬめりがしっかり残り食感は悪くない。ただし、少し菌臭が気になった。
人によっては下痢をする場合があるらしい。茶碗半分ほど食べた翌朝は下痢をした。キノコのせいかどうかはわからない。

それと同じ頃~中旬にかけて、ハツタケも生えてきた。

じょうご型キノコにはドクササコがあり非常に危険、というネット情報あり。キノコに関する知識もなく、脅しを解決するのに手間取り、結局これは食べられなかった。

ハツタケには環紋があるが、不鮮明なものも生えていたので、アカハツも混じっていたのかもしれない。
写真右下の紺色は、数日前に引っこ抜いてひっくり返しておいたもの。実際にはやや青っぽい緑青色。
ヒダは脆く、オレンジ色の汁が少し出て、やがて緑青色に変わる。柄にツバ、ツボはなく、中空。

 

以前の実験の後、草むしりに遭ったシロバナツユクサモドキの株。むしり残しにまた花が着いていた。
花弁の基部が痩せ、開き加減も控えめになって杓子状。すっかりミッキーマウスツユクサになっている。

こちらはちょっと痛々しいか。

 

バラは肥料と消毒が欠かせない。

基本的には、手をかけないで生きる力に任せる方向なのだが、野ざらしでそれなりに育ち咲かせるには必須のようだ。
施肥は2ヶ月に一度。等量配合の緩効性化成を、推奨量の半分程度与える。何もやらないのと比べると、花の着き、大きさに雲泥の差が出る。
薬剤散布は、夏場は月2、春秋は月1程度。ベンレートサプロールダコニールの殺菌剤をローテーションさせている。昨年まではベンレート一本だったが、耐性が付くということで今年から変更した。単に野ざらしで育てていると、葉がなくなるほどに罹患してしまうが、散布したことで、うどんこ病は皆無に、黒星病も気にならないレベルにまで減った。(黒点病、黒斑病などと言われることもあるが、バラは黒星病)

ところが昨年に比べると、黒星病への成績が悪化した気がする。よく観察すると、ダコニールが効いてないようだ……というより、ダコニールによって引き起こされている風に見える。散布後、部分的にまたは点状に黒変し、やがて全体が黄変して落葉する。まさに黒星病的症状。
ググってみると、ダコニールによる薬害もあるようだ。展着剤を併用したり高温時に散布したりすると出やすいとのこと。前回散布は1週間前。展着剤はそもそも使ったことはなく、また気温も夏日には達していなかったはず。株によっても差があり、少し注意が必要なのかもしれない。
散布後に白くなって「消毒した」成果が目に見えるのは、嫌いではなかったのだが……

以下はすべて切り花の挿し木なので品種は不明。
写真は、黄変に至った葉はすべて取り除いたあと。

赤い縁取りのオレンジの株。

もっとも痛んだ株。もともと生長が旺盛でないせいもあり、なおさら痛い。全体に変色がおきたが、スポットができつつも緑のまま残っている葉もかなりあるので、なんとか咲いてくれるだろう。

白の株。赤いラインが放射状に数本入ることもある。

これも部分的に正常を保った程度で、オレンジに次ぐ痛み方。株の伸びはよく、花も大きなものを着けるが、打たれ弱いイメージ。

それ以外の株では、紫とクリームは過半は正常のまま残った。ピンクは被害は少なく、真紅はほとんど影響が出なかった。

 

シロバナツユクサ(Commelina communis L. f. albiflora Makino)という、ツユクサの品種(f.)とされる白花種がある。

白花のツユクサは、そのへんの田畑でも比較的容易に見つけることができる。が、実はそのほとんどがモドキ。ネットを探しても、ぁゃιぃものばかり。そしてこの写真もご多分に漏れず(25日撮影)。

それを証明する簡単な実験をしてみた。

「葉から入って根まで枯らす」グリホサート系除草剤は、よく効く上に土壌にも残らない。刺激臭などもなく人畜無害とされている。
もっとも有名なラウンドアップは、かなり高価。よく使う安価な同等品は、効果はあるが農薬登録がされていないので、道端の除草など非営農でしか使えない。
今回使ったのは、ホムセンで安売りしていたハートグリホエース(イソプロピルアンモニウム=N-(ホスホノメチル)グリシナート41%溶液)。通常は100倍前後で使用するもの。この原液を匍匐枝の先端付近の葉に1滴たらす。

23日朝、決行。

24日朝。

一花だけ色が抜けて「ミズイロバナツユクサ」になっている。たらした葉に付く花だけ、少し影響が出てきた。

25日朝。完全に色が抜けた。

この枝を根元方向へ辿っていき、30cm程度までにある分岐からの別の枝にも影響が出始めている。別の日に試したときには、晩に塗布し翌々朝には同程度の状態になったことから、薬効は1日では回り切らず、1日半ないし2日ほどでその枝の完全白花化、および他枝への影響が出始めるようだ。

26日。

まわってきてはいるが、相変わらず部分的。青い正常花の中に、効いてる白花、効きかけの水色が目立つ。

色が抜ける以外にも、開花を妨げる効果もあるようだ。右端のような「ミッキーマウスツユクサ」もよく見られる。

27日。

写真中央より、左下に正常花、左上に水色の変形花、右上と右下には濃い青の蕾状のものが見える。色は抜けないが開花できないものが出てきた。

色は正常だが開けない。

2014.9.23追記:
色が抜けてない≒薬効が届いてないということであり、確認したところ、閉鎖花というものがあることが判った。
つまりこれは、正常な花の一形態。

左下と右上は結実したもの。

29日。

かなり咲きづらくなってきたようだ。

だいぶ白花の範囲が広くなってきた。ミッキーマウス状も多い。
もともと全体に満遍なく花が着いていたが、咲けなくなったものがあるせいか、ややまばらに見える。

翌日、草むしりに遭い、終了。

きれいな白花を満遍なく咲かせるには、推奨濃度である100~200倍程度の薄めた溶液を全体に掛けるとよいかもしれない。
当然のことながら、薬害による白花化は固定されない。白花化した枝から採種して播いても、翌年には何事もなかったかのように、澄んだブルーの可憐な花を着ける。

 

個人向け商品の拡充の話とはうって変わって、スケールの大きな出資話。
昨年来のサブプライム問題で、金融界が混乱。合従連衡が進む中で、9月15日、米4位の証券会社リーマン・ブラザーズが破産した。その後始末の資産売却に、野村ホールディングスが手を挙げた。

22日、リーマンのアジア・パシフィック部門を買収すると発表。雇用と事業インフラを買い受ける。ただし、資産負債は引き継がない。純粋に、アジアでの基盤確保を目指すようだ。
またさらに23日、中東部門、欧州部門も買収に合意と発表。アジア部門買収とほぼ同様に、雇用の大半と事業基盤は引き継ぐが資産は除外。北米部門は英バークレイズが買収したが、リーマンのノウハウ、業務基盤のかなりの部分を手にしたと言えそう。

ところで「リーマン 倒産 野村」などでググると、上位はほとんど個人名で埋まる。桂木明夫氏大人気。

なぜか同一の文章ばかりなのだが……

バブル崩壊後には買い漁られる側だった日本勢が、にわかに復活中。

22日には、三菱UFJフィナンシャル・グループが、米証券2位モルガン・スタンレーへの出資を発表。10~20%の株を持つことになり、15%なら筆頭株主、20%なら持ち分法適用会社となる。みずほフィナンシャルグループはメリルリンチに1300億円、三井住友フィナンシャルグループはバークレイズに1000億円など出資しているが、この件では最大9000億円になるという。
さらに今日、三井住友が米証券最大手ゴールドマン・サックスへ、要請があれば1000億円~3000億円程度を出資する方針、と報道されている。

 

2ヶ月ぶりに再び白倉川へ出向いてみた。

水窪街中まで1時間余、そこから大嵐(おおぞれ)まで細い舗装道路を30分、さらにダートで駐車場まで20分ほど。意外とかかる。

水窪川沿いに車をやりながら、今回はあちこちを眺めていく。


標高400mほどのところで、山側斜面にアマヅルの群落。もともと葉の変化に富む種で、大きく切れ込んでキレハノブドウ風、三角形やハート型、3裂などいろいろある。が、星型の葉は初めて見た。残念ながら実りは確認できず。

……と信じて疑わなかったが、これはツヅラフジだったようだ。低地で普通のアオツヅラフジとは、雰囲気がぜんぜん違う。

林道白倉線へ入ると、前回は遠目にしか見られなかったサルオガセが、沢沿いの植樹にも結構見つかった。知らなければ気根でも生えたかと勘違いしそう。沢の風にそよいでいる。

手触りは、干からびた根っこ。
これを食うというネット情報もあるが、その気は起きない。

若いのとか拡大とか。

川沿いの荒れ地には、フジアザミが満開。

何度見ても「食べ応えのありそうなレタス」に見えてしまう。その気になって触ると、硬く鋭い鋸歯に拒絶され血を見るのだが……でもいつか食ってみよう。

振り返ると、こんもり茂った葉の中にたわわなサルナシ……ではなくナシ。

畑が放置されたもののよう。近くの車庫には、フロンテハッチの廃車が「埃」高く眠っていた。20年ぐらい前までは営農していたか。摘果してないとこんなにも生る。遠目には大振りなサルナシにも見えた。
ひとつ齧ってみたかったが、山の実りの例に倣って、手の届く範囲だけには生っていない。

川沿いのトチノキの巨木。

周辺は重機で整地され、この樹だけ無理やり残されたよう。なんとなく痛々しい雰囲気。この地に生を受けて幾百年。この状況に何を想う。

身を削りつつ、アケビやサルノコシカケにも宿を貸している。

マタタビがオレンジ色に熟し始めていた。

時期的に遅いが、木天蓼があるか探してみた。やや変形しかけた実もあったが、割ってみたら単に種の入りが悪いだけだった。前回、木天蓼が生っていた木は、すでにすべて落ちていた。

寄り道が過ぎ、昼過ぎまでかかってやっと駐車場に着く。天気は素晴らしく良い。

とりあえず右端の尖ったところ、西俣沢の折り返しまでは行きたいが、約7km。あれこれ見ながらだとだいぶ厳しい。ともかく早足で行く。

ミツバアケビが割れ始め。

ぱっくり割れたほうが見栄えはいいが、持ち帰るには割れ始めぐらいがちょうどいい。中はちゃんと空洞になり、甘く熟している。

駐車場の先は、すぐに車両通行止め。
登山ポスト、登山者心得、発破作業中注意、一般車両通行止め、などなど看板多数。水窪川起点の標識もここにある。

前回初見だったミツデカエデやメグスリノキ、そしてチドリノキなどは、結構あちこちに生えていた。
チドリノキは、大振りで格好のいい翼果をさりげなく。

一方でホソエカエデは徹底的な物量作戦。

黒沢橋の手前に、木製の小振りな吊り橋がある。なんとなく渡ってみようと、腐っていないか確認しつつ、揺れにビクつきながら歩を進める。が、半ばで主に止められ、しかたなく引き返す。

カツラが、ところどころ黄葉を始めている。

樹下を歩くと、やや植物性の雰囲気のあるカラメルの香り。梅雨時のホオノキのような、匂いの塊に頭を突っ込んだようなそれとは違う、さりげないさわやかな心地よさ。

ヌルデが、真っ白に粉を吹いた実をつけていた。

粉のように見えても、実際は油分を含んで少しべとつく。白い正体は、リンゴ酸カルシウムの結晶とのこと。舐めてみると、柔らかいしょっぱさと程よい酸っぱさ。なんとなく旨みも感じられる。ウルシの仲間であることを忘れて、何度もお代わりをしてしまった。歩き疲れた体には、イタドリ以上に美味く感じられる。

立派な鉄骨の黒沢橋の袂でシカに出くわす。しばらく睨み合ったのち、白いハートの尻を見せて悠々と走り去った。

考えてみると、このへんの山で出会う哺乳動物はシカばかり。クマでもタヌキでもイノシシでもなくシカ。警戒しつつも意外とフレンドリーなのか。ときどきコウモリも飛んではいるが。



よく見かける木。バッコヤナギとのこと。

表は特に特徴のない緑の葉だが、裏は白い毛で覆われる。葉柄や芽は、透明感のある黄緑色でプラスチックのよう。
樹皮は縦に裂けるが、菱目模様が出ることもある。

これはアワブキ。

ビワのような大きな葉で、高木。赤い実を大量に着けている。小振りな樹も見られた。

時間が急かし、前回見つけたミヤママタタビは見つけられず。5.5km付近の谷底の工事現場からは、祝日にもかかわらず斫り音が聞こえる。現場を越えると、とたんに道が悪くなる。落石、土砂崩れが酷い。4輪ではちょっと怖い。このあたりで東西の俣沢が別れる。

その先には、ヤマブドウの大群落。谷底までの崖にこんもり。どうやっても行けない。

源流のひとつの西俣沢。水量は多めで傾斜もきつめ。元気のいい沢。左岸を行くと、このすぐ先が折り返し地点。白い欄干の味気ない橋がある。対岸には、折り返した道も見える。

この時点で既に16:00。6km/hなら1時間強、暗くなるまでに車まで戻れるか……などと計算しながら急ぎ折り返す。

途中、変わったサルナシを見つける。

機械的にすら感じられる、整った卵形、きれいに揃った平行な葉脈。緑の葉に真っ赤な葉柄。黒く焦げたような蔓。調べてみると、クマヤナギらしい。実は生っていなかった。

駐車場に付く頃には既に薄暗く、際どいタイミングだった。途中、谷底で斫っていた業者らの車に抜かれる。山で歩いている人に会うと、たいてい一声二声かけあうものだが、一目もくれず。
そんなもんか……。


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