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クマイチゴが咲いた。
花は正面から見ると萼が目立つ。花弁が小ぶりなため、その隙間から大きな萼が見えてしまう。自生地ではよくクマバチが集っている。

野生では、人の背丈を越えるほどに伸び、大人の親指ほどにもなる太い幹に黒い斑模様、たくさんの赤黒く反り返った大きな棘、毛深い葉、クマの付く呼び名、でっかく丸く黒く毛深いクマバチの御用達の花と、極悪な雰囲気を醸しだす。ニガイチゴを毛むくじゃらにして5倍凶悪にした、そんなイメージ。林業には厄介な雑草という。
そんなクマイチゴも、8号鉢に植えてしまえば、1mに遠く及ばない小ぢんまりとした姿にまとまる。

こんな凶悪なクマイチゴだが、果実は一風変わった風体でいて美味。
尖っていて毛が生えているようで、口当たりが気になりそうだが、普通に美味しく食べられる。
画像は2005年6月。天竜スーパー林道にて。

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