since 2007.8 by K-ichi

7日頃から鼻センサーが反応を始めていたスギ花粉。雨天などで小康を保っていたが、今日、本格的なシーズン入りとなってしまった。ただ、去年よりはだいぶ遅い。

スギ花粉顕微鏡写真1 スギ花粉顕微鏡写真2 10日ごろには関東でも観測されたとの報。そのころにはまだ少なく、簡易な採取法では検出できなかった。今日は、薄黄色の微細な点々を車のフロントガラスに確認した。

フロントガラスを湿らせたティッシュで拭き、それをスライドガラスに判子を打つようにポンッと転写。サフラニンOを4倍程度に希釈して染色。100倍で観察。
小汚い鉱物飛散物とともに、球状の花粉が多数見られる。左のピンクのパックマンは、中身を放出した状態。拭いたティッシュを1時間ほど置いて同様に観察すると、ほぼ全てがパックマンになっている。愛嬌があるといえばあるが、4月半ばまで苦しめられると思うと微妙。

顕微鏡は、Vixen FM-1500を使用。対物10x接眼10xで計100倍。
デジカメは、RICHO CaplioR2を使用。接続アダプタが付かないようなので、接眼レンズにあてがっての手持ちコリメート撮影。デジカメ設定は、最望遠+2倍デジタルズーム(270mm相当)、ピント∞、フラッシュ禁止、VGAサイズ、その他はオート。

画像上のケラレは、接眼レンズのアイレリーフが短いためと思われる。ケラレ部分を少なくするために、デジタルズームで撮影範囲を狭めたいが、このカメラは最望遠にしないとデジタルズームが効かない。そのため、こんな望遠で撮っている。液晶ファインダーに映る画像は、実視の数倍に見える。デジタルズーム2倍でVGAサイズなので、CCDのフルカラー画素1セット分が1ピクセル程度になる計算。デジタルズーム無しの適当な焦点距離で、Quad-VGAで撮ってトリミングしてもいいかもしれない。ピントについては、∞が最もケラレの影響が少なくなる。

撮影画像は、見た目と違ってオレンジ一色になってしまった。画像処理ソフトで強力に補正を掛け、実視に近い色あいに調整してある。

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