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1.17事件程ではないものの、1週間ほど前にも再び寒波が来て、風車のある300mあたりは白くなっていた。とはいえ、確実に温とくなってきている。梅は盛りを過ぎ、花粉は本格シーズン入り。カジイチゴの芽がはちきれんばかりに膨らみ、庭のキンシタマゴノキも満開になった。

錦糸玉子の木とは、マンサク科マンサク属マンサク(Hamamelis japonica )。隣にトッピングされた紅生姜の色が、ちょっと移ってしまった錦糸玉子にそっくりな花弁を持つ。毎年たくさん花を着けていたが、去年はほとんど咲かず、今年もそれ程多くなかった。

このあたりでは三ケ日町鵺代に、県指定の天然記念物のマンサク群落がある。ググってみると、100株を超える群落で、樹齢200年を超えるものもあるとか。最近は病害で弱っているという話もある。'00台初頭から既に大きな被害が出ていたらしい(公演内容)。
そして昨日、「乎那の峯マンサクまつり」が行われていたらしい。毎年、茶菓子などが振舞われ、去年は「みかん餅」が出たとか。(記事1/記事2
もう少し早くに知っていれば……

 

本日付、日経新聞文化面のネタ。焼津の自転車屋が、駄洒落を彫刻にしているという。

岩崎祐司さんは、焼津で自転車屋を営む。30年ほど前から仏像の木彫を始め、それがなぜかパロディ彫刻に進んでしまったらしい。書籍、テレビ等で取り上げられたほか、個展もたびたび開いている。店舗に隣接して、常設展示販売所「ギャラリーくすくす」を構える。

オフィシャルページは「アトリエくすくす」。選りすぐりの作品が並ぶ。一見の価値あり。また、ブログも書いている模様。

どれも、つい「にやっ」としてしまう。初号作品という「そんなバナナ」からしてクオリティが高い。「損なバナナ」に至っては、唐突な出来事にぽつねんと佇んでしまっている情景まで浮かんでしまう。
「木を彫っているのではなく、木に埋まっている物を掘り出しているだけ」という話がある。小説の一節ではあるが、こんなバナナが埋まっている木があったら裏庭に一本ほしい。

 

喋りよる検索、歌による検索などはあったが、「弾いて検索」というサービスも始まった。
ニュースリリースによれば、ヤマハミュージックメディアによる「ぷりんと楽譜」で、弾いて曲を検索するサービスが開始された。本年7月末までの試験運用、とのこと。

各所に置かれた「メロディを弾いて探す」リンクをクリックすると、フラッシュのウインドウが開く。キーボードで弾いたり、表示された鍵盤をクリックしたりして入力。4音以上を入力すると、2万曲のデータベースから検索される。音数が増えるにつれ、検索結果も絞られていく。旋律は曲のどの部分でもよく、単音入力で、リズムは関係しない。童謡からポップス、クラシック、演歌、洋楽、あらゆるジャンルをカバーする。

ただ、さすがに2万曲では漏れる曲も出てくる。Vanilla Acousticが無いのは想定範囲だがSNSD(少女時代)もない。東方神起やKARAは入っている。
楽譜はあるのにヒットしないものもある。シューベルトの「ます」やバッハの「小フーガト短調」は掛かるが、メンデルスゾーンの「バイオリン協奏曲」やビバルディの「春」はダメ。記憶の旋律が正しくないのだろう。将来はあいまい検索も、ということなので期待したい。

右画像のように旋律検索がヒットしない場合には、入力したメロディの登録を促される。右端のボタンがそれで、緑の縁取りが点滅する。ユーザの求めるものを収集して、データベース化の優先度などを決めるのだろう。
実運用後も、特に制限をかけずに利用できることを願う。

 

1月のそれほどではないものの、再び寒波到来。今日のは、平地では雨だったが、標高200~300mあたりからは白くなっていた。朝には降雪と靄が入り混じったような中に、浜松風力発電所の風車列も呑まれていた。

眺めていると、時折顔を見せる1号機から閃光が走った。ゆっくりと回るそのタイミングで一瞬輝いて見える。ここの風車列には白色航空障害灯(白色でフラッシュする)が備わっているが、10機のうち中央の6機(3~8号機)だけしか光らない。また、それよりはるかに明るい。
朝日を反射しているようだが、風車自体がこんなに輝くことはない。おそらくブレード表面が、雪や氷でうまく鏡面になったのだろう。

写真は日の出前のような雰囲気だが、もう日は昇っている時間。画質も荒れ気味。これらは閃光を強調するよう強めの画像処理を行ったため。

 

大雪にも見舞われ、かなり厳しい冬だったはずが、暦に合わせるようにここ3日ほどは暖かい。ふと、目がしょぼしょぼする。乾燥のせいか、それとも……

どうやら来ていたらしい。
例によって、車のフロントウィンドウを濡れティッシュで拭い、スライドグラスに移し、サフラニンOで染色。150×で観察した。
顕微鏡はVixen FM-1500。撮影はRICHO CaplioR2。手もちコリメートの無理技で撮る。VGAサイズ(画素数との兼ね合い)、最望遠+2倍デジタルズーム(画素数との兼ね合い及びケラレ減少)、ピント∞(ケラレ減少のため)。ただし、撮影終了時にはデジタルズームが2.9倍になっていた。Exif情報にも残らないので、どこで変わったのか不明。ピント合わせは顕微鏡側で行う。

染色は昨年のに比べて濃すぎたかもしれない。スギ花粉の特徴のイボがよく判らないが、パックマンは見つかった。見分け方サイトによると、ヒノキは星型が見えるという。ということは、3枚目はヒノキかも知れない。なんとも気の早い……

 


先月のK-MIX メガプッシュトラックで採りあげられていたMarry You(Bruno Mars)。曲自体は似てないけれど、ドコドコいう前奏でふとある曲が浮かんだ。台湾中国系っぽい女声ボーカルの、なにやら広大なイメージで深呼吸したくなるような曲。聞き直してみたいが思い出せない。なんとかウォン……そう確かジョイ・ウォン。チャイニーズ・ゴースト・ストーリーで男を干からびさせる美女。調べてみると、avexに在籍して歌も出していたらしい。これに違いない! ……と探してみたが見つからず。

思い出せそうで思い出せない。苦悩で夜しか寝られない日が続いたある日、降りてきた。フェイ・ウォン(王菲)。こちらも、女優も歌もやっている人らしい。お目当ての曲は「夢中人」だった。

ちなみにこれは、クランベリーズ(The Cranberries)の「Dreams」という曲のカバーなのだそう。




曲自体が似てる、そっくりそのまま似てる、と話題になったのが、そのままの君でいて(岡本真夜)と上海万博のテーマソング。ちょっと合わせて作ってみたいなぁ……と思っていたら、やはり作った人がいた。

結局、岡本氏側の承諾を得て使ったらしい。何はともあれ、真夜の曲はいい。

他にも、岡本真夜と合唱していたり。

岡本真夜がバックコーラスをやってるものも。

ちなみに大陸では、スピッツも人気があるらしい。




NHKのチャロ2の今月のゲストは石田ひかり。久々に顔を見た。この番組を、子どもと一緒に見ているのだとか。
風のヴァレリーナ(石田ひかり)と東京砂漠(内山田洋とクール・ファイブ)のサビも、以前からちょっと気になっていた。
風のヴァレリーナは1:15あたりからがサビ。

東京砂漠は1:05あたりから。
従来のembed埋め込みでは「&start=xx」が使えたので、そのポイントから再生開始ができたのだが、現在の標準のiframe埋め込みでは効かないらしい。

……それほど似てもないか。



韓流ブームと言われて久しいが、最近はK-POPも人気があるらしい。KARAやSNSD(少女時代)あたりが人気どころという。確かに、かわいいし、足長いし、歌もダンスも上手いし。意味不明な韓国語の音(例1例2、他にコピペブログも多数)も、舌足らず風味で印象を良くしている気がする。ときどき「がばよ」とかありえない音が来るのもスパイス。SNSDではテヨンが人気らしいが、やっぱりスヨンじゃないかな、とか思いながら辿りついたのが整形疑惑の映像。ここで流れるBGMが気になった。

ちなみにこちらは、卒業(斉藤由貴)。

BGMはVanilla Acousticとある。ハングル表記の바닐라 어쿠스틱(バニラアコースティック)で検索して、ようやく情報らしい情報を見つけ、インディーズの3人グループでミニアルバムを2枚出しているらしいことが判った。BGMに使われていた曲は、굿모닝레이디(グッドモーニングレディ)。これもハングルでならミュージックビデオが結構かかる

定価はあるが、7400ウォンあたりが実質的な定価のよう。Google先生によれば550円ほどという。日本のシングル1枚分で、ミニアルバムが2枚買える。安さとKRW建て決済の興味から、Google翻訳の助けを借りつつHYANG MUSICで注文してみた。ところがクレジットカードが通らない。認証サービスに登録してもダメ。英文メールで問い合わせても梨の礫。ここはガイジン非対応らしい。

仕方がないので次に安そうなEternal7で頼んでみる。価格は倍だが送料込でも日本国内で買うより安い。サイトも日本語で安心感がある。無事発注を終え、商品も2週間で届いた。ただ、会員登録の確認メールは来ないし、受注メールも発送メールも来ないし、メルマガも来ない。挙句に数日前からはサイトも見えない。結局は最も安く上がったと思われるが、精神衛生上はあまり良くなかった。今後は楽天店一本で行くつもりなのだろうか。こちらには置いてないようだが。
2011.2.9追記: モバイル対応などのため楽天店に移行し、先月をもって自社サイトは閉鎖。新店舗は開店直後で登録商品が少ないが、連絡すればすぐに対応する。とのメール回答をもらった。ちょうど切り替わりのごたごたの時期で、各種メールが届かなかった模様。

他にもいくつか販売店は見つかった。2枚のミニアルバムの価格と送料をまとめておく。

店舗The 1st:
Vanilla Rain
2nd Story:
두 번째 비
送料備考
Eternal7(閉鎖)1000JPY1000JPY400JPY税金分(?)200JPY引き
innolife.net950JPY1000JPY300+100JPY1枚追加で送料+100JPY
HMV ONLINE1058JPY1132JPY368JPY2枚購入時
HYANG MUSIC7400KRW7400KRW14300KRWガイジン非対応EMSのみ
yesasia.com10.99USD10.99USD8.9USD
韓館1240JPY1340JPY0JPY
セブンネットショッピング1400JPY1300JPY0JPY店頭受取時送料無料
韓流ショップ(YRb1155JPY1260JPYゆうパック
amazon.co.jp1470JPY1365JPY0JPY
ソウルライフレコード1890JPY1680JPY0JPY

 

2月2日付日経新聞朝刊38面に、「点鼻薬で脳梗塞治療」という記事があった。

名古屋大学上田実 氏らは、脳神経を再生する点鼻薬を開発したという。
上田氏は、抜けた乳歯の歯髄に含まれる肝細胞を、神経や血管などの再生医療に用いる研究をしている。点鼻薬の成分は、この幹細胞の培養液の上澄みを結晶化したもの。170種ほどの成長因子が含まれ、体内の肝細胞などを集めて組織再生を促す働きがある。この結晶を溶かし点鼻すると、髄液を通して脳に達する。脳梗塞マウスによる実験では、手足の麻痺が2週間の点鼻で動けるまでに改善し、脊髄損傷マウスでも同様の効果が見られたという。
従来は、幹細胞を直接移植する方法が考えられていたが、患者にかなりの負担を強い、またガン化の恐れもあった。これらの不都合を一気に解決できる可能性がある。製薬会社と組み、早期の実用化を目指している、とのこと。

手術はおろか針さえ射さないで治療できれば、それに越したことはない。ちなみに点滴など血液経由にしないのは、血液脳関門があるからではないかという話もある。

 

霧島連山の新燃岳しんもえだけの噴火が続いている。
ガラスが割れるなど被害の出た1日の噴火では、衝撃波によって山肌が一変する様子が見られた。衝撃波映像自体は珍しくもないが、いまこの日本で自然発生している思うと、あらためて自然に対する畏怖を感じてしまう。

Youtubeに勝手アップロードされたNHKニュース映像。
よく撮れて、よくまとまっている。いずれ削除されるだろうが、惜しい。NHKのサイトにも別映像とともに記事がある


衛星画像からも噴煙が見えるという。ググってみると大きく広がった画像がたくさん掛かる。
ウェザーニュース新燃岳情報によれば、今日も朝と昼に噴火があったという。気象庁の衛星画像でも、それが確認できた。12:17ごろの噴煙が13:00の画像から確認できる。鹿児島湾のすぐ北のあたりに、ぽっと出て、すぅっと東へ流れ、四国沖で雲にまぎれて消えている。

以下は、気象庁ひまわりによる赤外画像(12:00~17:00の分)を連続再生したもの。

 

訳あって、MSXturboRのカートリッジバスを覗いてみた。

使用したのは、KENWOODのアナログオシロ、CS-5260。管面をCaplioR2で撮影する。
ちなみに製造元のKENWOOD TMIは、ケンウッド傘下からニッケ傘下へ移り、後にテクシオ(TEXIO)と改名、さらに現在はニッケテクノシステムと名乗っているらしい。
20万円近くしたこのオシロも、掃引がかなりヤバくなってきている。修理に出すと「43,800円から」とのこと。

R800モードでのIORQの様子。

I/O D9Hに対しOTIRを実行している。ここは漢字ROM第一水準の上位アドレスなので、いくら書き込んでも害はない。
「turboRでは、スロットアクセスに3ウェイト、I/Oアクセスに2ウェイト自動で入る」と聞いたことがある。ただしインタビュー記事の中なので、正確なところは解らない。本機には漢字ROMは内蔵されているが、外付けも同じアドレスを使っての搭載が許されている。スロットに関わりなく、内蔵・外付けの判断も付けづらいこのアクセスで、どのようになっているかを見てみた。

結果は、サイクルタイム1.68μs、アクティブ幅0.56μs程度だった。従来のZ80モードでは23クロックかかり、6.44μs/0.71μs程度。およそ4倍のスピードが出ている。ただし本来のR800としては、システムクロック換算で4クロックで処理できる命令なので、8ウェイトも入って3倍遅くなっている計算になる。


ついでにリフレッシュについても見てみた。
MSX DataPack vol.3によれば、「31μsごとに280nsかけて行う」とある。一般的なDRAMは、均すと15.625μsに1回のリフレッシュが必要。システムクロックが7.16MHzであれば2クロックに相当し、条件としては合いそう。

とりあえず遠目に眺めてみた。
サイクルタイムは少し短い。命令処理サイクルのとの兼ね合いだろうか。

なお、管面には「CH2 0.5V」と表示されているが、これはプローブ接触不良のためで、実際には「CH2 5V」で動作している。


リフレッシュに関係しそうなCLOCK、RFSHMREQM1について、タイミングを見てみた。このオシロは2chしかないので、撮影後、M1を基準に合成している。CLOCKだけ少しずれてしまったので、管面目盛もずれている。
トリガはM1のネガティブエッジで、管面左から1目盛目あたり。

クロックはやや鈍っている。他社MSX2+でも角ばってはいなかった。放射ノイズ対策などの意味があるのかもしれない。

turboRでは、内部の高速な信号は外には出てこない。信号を見たこのスロットにはメモリを積んでおらず、本来M1などは出てこないはず。リフレッシュにこの信号を使うことが多いであろう、ということで、ダミーのM1サイクルを作っていると思われる。それに続いて、RFSHおよびMREQも出力される。ただしZ80とは異なって、MREQは2パルス出ている。31μsに2回リフレッシュを行うことで回数を満たしている。


ちなみに、使用したのはFS-A1ST。後継のA1GTでは、リフレッシュの様子などが変わる、という話も聞く。
癖は変わらないと思うので、少し凝った回路を組む際には気をつけたい。

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