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投票済証(投票所来場カード)
前回総選挙から毎回色は変わっている
先日の総選挙では、自民が圧勝。それを受けて26日、自公連立による、第2次安倍内閣が発足した。

3年余前。首相交代が年中行事となった「否定された自民党(石破)」に民意はノーを突きつけ、民主党が圧勝した。300議席を超え、立候補者が不足するという聞いたことのない勝ちっぷり。しかし、財源無きマニフェストや率いる面子を見るにつけ、心配も無いではなかった。そしてそれは現実となる。

民主党3代目の首相となった野田は、実直に仕事をしようとして見えたが、前2代が酷すぎた。支持率はジリ貧になり、歩を進めようとすれば、身内が足を引っ張る有様。先月14日、党首討論上で突如解散を宣言し、衆目を集めたものの票にはつながらず。翌々日16日に解散、今月16日に選挙、そしてこの結果となった。前評判以上の惨敗で、たった57議席にとどまった。

制度上の問題を指摘する声もある。小選挙区制は死票が多い。民主惨敗に間違いはないが、小選挙区での得票は、自民対民主はダブルスコアまでは至ってない。ところが議席数は、9倍近くにもなっている。
もっとも、小泉旋風も前回の民主爆勝もこの恩恵を受けており、並立制での多少の配慮もある。いまここで問題とするべきものではない。


28日付 日経新聞
第2次安倍内閣では、「お友達内閣」と揶揄された前回の反省があってか、比較的重厚な布陣になっている。当人を含めて右翼タカ派が多いともいわれる。野党時代は勇ましかったが、与党になったとたんトーンダウン。一部にはガッカリ感が漂っているらしいが、現実路線をいくというのは間違ってないと思う。

経済政策は相当な積極派で、日銀の首根っこを掴まえて建設国債を大盤振る舞いするという。円安誘導発言もあり、円安が進んでつられて株価も上昇。アベノミクスなどともてはやされつつある。
支出を増やすなら、少しでも無駄は省かなくてはならないが、農家戸別補償や制限のない高校無償化の是正は先送り、高齢者医療費の暫定措置は継続など、国を売って参院選の票を買うのでは、と疑ってしまう話も聞こえる。

「一度やらせてみて(民主党)」失敗だったが、やっぱり自民も、では困ってしまう。国民はそれなりの支持率をもって、自民と安倍にリベンジの機会を与えた。これは生かしてくれないと困る。


この選挙では、「第3極」が話題となった。弁の立つ橋下ら率いる維新の類はかなり伸びた。だが、失言や選挙対策の野合に走るなど、微妙な振る舞いもあってか、第2党には届かなかった。

もうひとつの新党、未来の類。こちらはあからさまな選挙互助党だった。惨敗選挙から10日余りで分党を発表するなど、手際の良さは見事。いつもながら裏で捌くのは小沢。「小沢さんを使いこなす(嘉田)」を言っていた党代表ですら「連絡もつかない(嘉田)」という徹底ぶり。そしてついには追い出され、庇を貸して母屋を取られてしまった。もっとも、いまだに必殺「一兵卒」攻撃を食らうようでは、追い出されても仕方ない。


YouTubeを漁っていたら、こんなものを拾った。「ラスタとんねるず(Google/Wikipedia)」での替え歌。
細川後の「自社さ」政権の頃と思われる。いまだに通用するところが、なんとも。

ほかにもいくつかある。

YouTube
nicovideo viewer
(敬称略)

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