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星が流れんぐらいの露光しかできんなら、ほいほい撮って、後処理で頑張りゃいいらと、挑戦したのが5年前。バーナードループは影も形もなく、美しくもない結果しか得られなかった。
彗星だの衛星だので、最近はまた空を仰ぐ機会が増えてきたので再挑戦してみた。

カメラは前回同様、RICOH Caplio R2。2005年発売機なので、もう10年選手になる。発売当時は、広角と1cmマクロがウリの、中堅のコンパクトデジカメだった。
撮影の各種設定は、f=4.6mm(28mm相当、Fを稼ぐため最短)、F3.3(設定はできないが最小値)、ピント∞、ISO800(最大感度)、8秒露出(最長)、フラッシュ禁止。
JPEGエンジンへの影響を期待して、EV=+2.0(記録光度を稼げるかも)、WB=蛍光灯(赤系の色を稼げるかも)とした。
画質は1280Fを選択。5Mピクセルの撮像素子なので、無理のない1280×960解像度で、最も高画質のファインモード。液晶での撮像確認表示をやめれば、8秒露出でも10秒でまわせるので、6枚/分で撮り続ける。

 

イカ臭いような話ではない。

本日付、日経新聞朝刊13面に、「動物の精子 常温で長期保存 順大、5年で実用化」という小さな記事があった。
以下に抜粋する。

順天堂大学の多田昇弘准教授らは動物の精子を1年以上にわたって常温で長期保存する技術を開発した。
精子の水分を糖の分子に置き換え構造を保ったまま乾かす。水に浸すと元に戻る。
約500日間保存したマウスの精子の実験では、正常な子供が生まれた。
(略)
糖であるトレハロースの分子が、精子の中の水分子と置き換わってガラスのような状態になる。カテキンの分子を混ぜて酸化を抑える。

スルメはふやかしてもイカには戻らないが、生体内の水をトレハロースに置き換えれば、乾物にしても生きていられるらしい。

 


立須からの夜光雲(ロケット雲)
17日、X線天文衛星ASTRO-Hを積んだH2A 30号機が打ち上げられた。衛星は「ひとみ」と命名された。

ロケット打ち上げを浜松から見られないものかと、ここのところ画策しているが、H2B F5には曇られ、H2A F29は昼間で断念。F29では、夜光雲(ロケット雲)を目にしていながら撮り逃す、という失態も。
今回の打ち上げは夕暮れで、噴射炎を見るには空が明るすぎ、夜光雲が広がるころには暗くなってしまうのではないか、と懸念しつつも出向いてみた。

種子島は、浜松から800km。遠いのでロケットは小さく暗く、しかもいくらか昇ってからでないと見えない。
浜では方角の見当がつけづらいので、山に登ることにする。撮影地は立須。奇岩の上に三脚を構えて挑む。

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