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甲壳虫车载MP3……が届いた
ようやく届いた。カセットアダプタと同時購入なので、注文から18日。

甲壳虫车载MP3 N 星科(黑)とある。要は、とらんすみっ太の別バージョンなのだが、どう訳せばいいのか。
甲壳虫は、VWのビートルとか甲虫のような意味らしい。车载は車載。星科は判明せず。
amazonにて555円也。とらんすみっ太より安い。5色あるらしいが、連絡も説明も無く「黒」だった。商品画像は青なんだけど。

とりあえず外面を眺める。


とらんすみっ太(死骸、上)と本機

ナマズの兄弟

ちょっと格好いい液晶部
付属品は、とらんすみっ太とまったく同じ。リモコンと30cm余のステレオ音声ケーブルがついてくる。
当然これらは使い回しができる。

挿入部はとらんすみっ太とほぼ同一だが、本体部分はよりコンパクトに。カブトムシっぽい雰囲気になっている。

本体上面はつるつるだが、下面やヒンジ部などは梨地仕上げになった。とりあえずやっつけたプラ整形物、からは脱皮した感。
シルバーのボタン部は、やや強すぎるぐらいにクリック感が増し、振ってもカラカラ音はしない。

液晶は、少し覗き込むような形状になった。表面カバーも曲面になり、表示内容は変わってないのに安っぽさがなくなった。
ツメの甘さはあり廉価品の域は出てないものの、全体に格が上がった感じがする。


挿込の稼動範囲

SD(上)とUSB

……と、ラインイン(右端)
本体がコンパクトになった分、全長も短くなった。支点からの距離が短くなるので、振動等には強くなる。

そのあおりを受けてか、microSDコネクタが無くなった。SD変換アダプタなどを介せば使えるが、突起部が少なく済むmicroSD対応がなくなったのは惜しい。
最近は、やたら小さいmicroSDカードリーダも出回っているので、これに詰めればかなりスッキリしそう。

ヒンジでの可動角も変わった。本体形状を工夫して、跳ね上げは小さく、下げ方向は大きく曲がるようになった。


使ってみる。


動作試験中(昼間の雰囲気)

動作試験中(夜間の雰囲気)
音源ソースは、SD(SD/SDHC)、USB、ラインの3つ。MMCの表記もあるので、おそらくは使える。

とらんすみっ太では、ラインインの接触が悪かった。本機はしっかりと使える。
さらにミニプラグ挿入時には、In表示が出る。ラインレベルでは音量が小さいので、イヤホン出力などを想定していると思われる。

とらんすみっ太では、SDとUSBは後挿しが優先され、いずれも無い場合にラインインが有効になった。本機では、SD/USB/ラインの3者が対等の立場。最後に挿入したソースが有効になる。
さらに、SDとUSBは、有効な方の再生が終わると、続けてもう一方の再生が開始される。

電波は結構強い。
とらんすみっ太でも同様で、見通しが利けば100m近く飛ぶ。もちろん、何がかかっているか判る程度の電波レベルではある。
周波数範囲は、87.5MHz~108.0MHzの0.1MHz刻み。

液晶は、SD再生中はSDのアイコン、USBならUSBのマーク、ボリューム表示なら「VOL」が表示される。普段は周波数が表示され、「MHz」が点灯。
リモコンは、液晶の上部あたりで受けていると思われる。本体形状から奥まったせいか、やや反応がしにくくなった。

動作試験には、お古のカーバッテリーからクリップ付きシガーソケット(\225-)で電源を取って行った。やはり蓑虫クリップよりイイ。
動作電流は、0.06~0.07A。とらんすみっ太より微妙に少ないが、誤差の範囲か。


不具合も見つかった。

FOdモードには、重篤なバグがある。
本来は、フォルダ内で再生曲が順繰りになる。最後尾の曲から1曲進めれば先頭曲に戻る。先頭曲から1曲戻せば、最後尾へ飛ぶ。
ところが、フォルダ内2曲目3曲目から2曲戻ろうとするとフリーズする。ボタン操作は受け付けない。ただし電波は出ていて、周波数の変更はできる。
この現象は、電源を入れなおせば正常に戻り、またフリーズしないこともある。
別のフォルダでは、先頭曲で1曲戻ると、前のフォルダの最終曲に移ってしまう。
前のフォルダ内では正常に動くので、結局フォルダをひとつ移動した状態になる。

トラブルの起きるフォルダには数10曲入っている。ファイル名は、ほぼすべてのフォルダでユニコード文字を使っている。今のところ特定のフォルダで起こる現象。

rAnモードにも問題がある。
このランダムは、計算で求めた乱数ではないっぽい。WMPなどのシャッフル機能のように、1曲戻せばさっきの曲、とはならない。
250曲あまり、15.8時間(WMP表示)、14フォルダ入っているSDを3~4時間聞いていたところ、2度、3度かかる曲が複数発生した。


以下に、本体機能一覧を示す。

とらんすみっ太と本機とは、ほぼ同等の機能性能だが、一部の表記や機能順などが異なる。リモコンは同一物なので省略。 角括弧内は、ボタン長押しでの機能。
|<<
1曲戻し/[連続ボリュームダウン]
戻した直後は曲番が、ボリュームは0016の17段階が一時的に表示される。同時に「VOL」も表示され、音量値であることを示す。
再生曲の曲番、およびボリューム値は、電源を落としても記憶される。
>/||
再生/ポーズ/[再生モード選択]
再生開始直後は曲番が、モード選択時はそのモードが一時的に表示される。ポーズ中だけはずっとPAU
再生モードは、ALLrAnOnEFOdの順に選択できる。それぞれ、全曲通し再生、全曲ランダム再生、現在の曲のリピート、フォルダ内通し再生、の意味。
ここでのランダムは、通常の擬似乱数ではないらしい。一曲戻しても、前に再生していた曲には戻らない。FOdにはバグがあるので、このモードでは曲を戻さない方がいい
この設定は記憶されない。電源オフなどリセットがかかるとALLに戻る。
>>|
1曲進め/[連続ボリュームアップ]
-A
搬送波0.1MHzダウン/[連続ダウン]
周波数は電源を落としても記憶される。87.5MHz~108.0MHzの範囲。
B+
搬送波0.1MHzアップ/[連続アップ]
改めてググってみると、同一品と見られるものが、2014年に販売終了となっていたりする。
時間が経っているので、売れ残りというよりは、OEM先がコピー品を流したようなグレー物かもしれない。
とらんすみっ太より新しいものだと思って書いてきたが、もしかしたら逆かも。

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