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ISS並みのマイナス等級。あまりに明るく見え、半信半疑気味のイプシロン2号機の打ち上げについて検証してみた。


実写+ε-2高精度予測
当日のルート予測は、1時間でまとめたざっくりしたもの。おおむね合致して見えたが、念のため精度を上げて作り直してみた。

打ち上げ計画書を800%で表示し、飛行経路画像を保存する。画像から、緯線、経線、縮尺と、各ポイントの中心を読み取る。
射点(内之浦Mセンター)はかなり正確に判るので、これと画像から読み取った値とを比較。差分を割り出す。
各ポイントを緯度経度に換算し、前述差分も加味する。飛行計画表の高度情報とともにカシミールにてプロット、画像化。そしてAviUtlで合成する。

 

ロケット打ち上げを浜松から見たい。


ε-2 打ち上げ経路予測
H2B F5は曇天でダメH2A F30は、各地で見えたという報告があるも、空の明るさに負け。
先日のH2B F6も、寒空で頑張ったもののヘイズに立ちはだかられ。浜松からは無理なのか、今日も雲が多い日だったし……とテンション下がり気味ながらも、再び立須へ向かった。

イプシロンロケットの打ち上げは3年ぶり。H2AなどのSRBを流用し、パソコン2台で打てるなど、なかなか面白いロケット。今回は2号機で、初の夜間打ち上げ。
例によって打ち上げ計画書pdfより、各イベントのポイントを拾い上げ、カシミールでプロットする。
先日、H2B用に撮った実写と、AviUtlで合成。1時間ほどでささっと上げたのが冒頭の画像。28mmとか35mmとか、そのぐらいの雰囲気。

予測ルートの、下から最初の折線部が、1段目燃焼終了、2番目の折線部が2段目燃焼開始。その間にフェアリング分離などが行われている。

 


10/9 受精したか?
先日、初めて実生ヒガンバナが開花した。4花とも自家受粉させたその後の様子について。

この10/9分は既報のもの。花が終わった直後の状態。

 


井伊谷の街並みと白んだ空と……
9日、H2BにてHTV6(こうのとり6号機)が打ち上げられた。懲りもせず、浜松からH2Bが見えないかと再挑戦。

上弦の月がありながら、「ひとみ」はそれなりに撮れた。この勢いなら意外といけるんじゃないかと、根拠の無い自信とともに立須へ。
……が、玉砕。丸々と太った月に照らされ、ヘイズに白んだ夜景を撮って終えた。

CASIO EX-10、28mm相当、F2.5(+1段)、ISO1600、2秒露出。
下辺中央付近の明かりは、来年の大河ドラマ、直虎が治めたという井伊谷いいのや地区(浜松市北区)。その向こうが浜名湖、さらに向こうが湖西市。浜松市中心部は、左フレーム外。

 


2016/12/3 18:37:28頃~ ASTRO-H@みずがめ座
ラブコメのようなコスメ系のようなそれではなく、好条件を迎えたアレ

月はあるものの、見やすい時間帯に好条件を迎えたASTRO-Hこと「ひとみ」(41337 2016-012A)。
映像で撮るのは難しいので、写真をスライドショー風にまとめてみた。

CASIO EX-10による撮影。112mm相当、F2.5、ISO1600、4s露出を10コマ。12MのJPEG画像をAviUtlにて縮小、映像化した。

 

10月の来日も流れ、公式tweetもプレスリリースも大幅ペースダウン。7月には日本語版も発売したのだが、よほど芳しくなかったのだろうか。

ちなみにその日本語版は、2タイプありタワレコ限定。一般ルートでは、輸入版ミニアルバム「BELIEVE」が手に入るぐらい。現状ではこれが、シングル集であり、ベストアルバムであり。
日本語版のパフォーマンスはタワレコなどで行われており、YouTubeでも見られる(オッパウイルスALWAYS)。

そんなこんなで、どうにも雲行きが怪しい7学年1班(칠학년일반ちらんにょん いるばん、7학년1반、ナナガク、七學年一班)、の3時間目。頑張れナナガク。

2時間目で取り上げたALWAYSに続き、2014年11月には이별 파이팅いびょる ぱいてぃんを発表した。

 

かなり作りこまれているCASIO EXILIM EX-10。たぶん一生使わないような機能まで満載している。
取説pdf)では端折っている部分があるので、星野撮影に関連しそうなあたりを調べ、性能については天文ガイドのT.G.Factory風(自称)にまとめてみた。

35mm換算f開放F
281.8
351.9
502.1
852.3
1122.5
光学系のスペックは、F1.8~F8、f=6mm~24mm。35mm換算では28mm~112mmに相当する。テレ端でもF2.5と明るいのが嬉しい。
撮像素子は、1/1.7型、12Mpxの裏面照射型CMOS。OLYMPUS STYLUS XZ-2と同じモジュールらしい。

通常のズームのほか、ステップズーム機能もあり、28、35、50、85、112mmに切り替えられる。表は、その際の開放F値。
絞りは1/3段刻み。ND8(3段)相当のNDフィルタも搭載している。
シャッタースピードは、1/20000~250秒。ただし、設定モードによる制限が多い。

いただけない点もいくつかある。

 


ASTRO-H(ひとみ)
11/16 4:34:40頃から
H2AF30で打ち上げられたASTRO-Hこと「ひとみ」。Wikipediaなどにあるように、いくらも宇宙を見ないうちに分解してしまった。

杜撰な設計、運用が重なり、万が一の際に最低限の守りを固めるための「セーフホールドモード」が死への道だったという、冗談みたいな結末。
現在は、千切れるものは全部飛ばして、本体はぐるぐる回りながら飛んでいる模様。

予報光度が出てないが、条件がいいときには1~2等級クラスでフラッシュする。イメージとしては、暗め、ゆっくりめの飛行機。その「ひとみ」が、見やすい時間帯に来ている。

ちなみに写真は、CASIO EX-10による。28mm相当F1.8、ISO400で30秒露出。RAW画像をYimgに食わせ、階調補正を50%とした。それをBTJ32でリサイズ、JPEG化した。
右上の輝星がプロキオン、左上あたりがしし座。中央の星は、うみへび座のα星。ASTRO-Hは影から出て、左下へ向かっている。小さな点線がそれ。

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