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環天頂アーク@浜松市北区
菜種梅雨というのか、ここのところ雨が多い。雨上がりの先週12日。朝7時ごろ、妙な虹が見えた。

「環天頂アーク」というらしい(Wikipedia)。上空に向かって弧を描き、逆さ虹とも呼ばれる。弧の中心が天頂なので、環天頂の名称。
「幻日」は冬に見たが、それと似た条件下、上空に氷晶が漂う風の弱い日に見られる、という。図解入りで解説しているページもある。

風の弱い日ということだが、地上はそれなりに吹いていた。低空の雲は南に足早に、上空の雲も東へじわじわ流れていた。
上空の風は、earth::で見ることができる。天気予報でときどき見る、緑や赤の線がにゅうにゅう動くアレ。

一番近い6:00の状況を見てみると、1500mあたりまでは北西の風8~18m/s、3000mより上は西風で20~60m/s。これが「風が弱い」状態なのかはよくわからない。
風の流れはうねっていたので、眺めた東方に、ちょうど吹き溜まって緩いところができていたのかもしれない。

ちなみにearth::では、高度は気圧で表されている。
おおよそ、地上-1000-850-700-500-250-70(hPa)が、0-100-1500-3000-5500-10500-18500(m)あたりに相当すると思われる。10hPaは不明だが、数10kmのはるか上空であることは確か。
気圧と高度との対応は、「標準大気」でググると、いろいろ出てくる。

見つけたとき、ざっと太陽高度30°、虹高度70°と見繕った。が、計算サイト(ke!san)によれば、太陽高度は19°余とのこと。分かっていて脳内補正をしたつもりでも、低空は大きく見積もってしまう。
この状況では、虹は仰角65°あたりに位置する。写真は28mm相当。画角をke!sanしてもらうと、長辺は約65°。太陽は下辺あたりで屋根に隠しており、虹のと距離は長辺の7割。太陽との離角は46°ほどと計算でき、理屈に合う。

ちなみに茂っている蔓はムベ。大量に咲くのだが、いまだ結実に至らない。

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